大阪関西万博、親日国パビリオン巡り最後はトルコパビリオン

| コメント(0)

万博のシンボルとなる建築物、大屋根リング
1周約2km、直径約675mの世界最大級の木造建築物として、ギネス世界記録に認定されました
そんな大屋根リングの屋根の上は「スカイウォーク」と呼ばれる屋上デッキとなっておりますが
屋上デッキに上がるには長い列に並んでエスカレーターに乗らねばなりませんでした
 

expo43.JPG

そんなスカイウォークからはトルコパビリオンを眺めることになりました
ということで大阪関西万博での親日国のパビリオン巡り最後はそんな親日国トルコのパビリオン

さてトルコの親日ぶりを知ったのは今から23年前
2002年日韓ワールドカップの時の日本対トルコの試合
TVで見たちょっと違和感のあるインタビューが発端でした
トルコのレプリカユニフォームを着てトルコの応援に向かう日本人の一団を捕えインタビューするのですが
インタビューされたのは串本町の方々で、その代表の方が(町長だったような?)インタビューワーに向かって
「今日私日本国民皆から袋叩きに遭ってでもトルコの応援する」といったことをマイクに向かって話していました
TVではなぜ日本人なの日本を応援しないんだとばかりに非難していましたが、その言葉には何か信念に満ちたものが感じられました・・・・これは何かあるな〜と感じ、いろいる調べることからすべては始まりました
それが東の太陽、西の新月 日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件でした
これが今から10年前に映画公開「海難1890」として公開され早速見に行き泣いてきました

そんな事件があったことにより強い絆ができたトルコ
たいへんな親日国として知られております
 

expo44.JPG
 

やってきたトルコパビリオンの前に出店している
渡すフリをして渡さないというユニークなパフォーマンスのトルコアイスの屋台には長蛇の列ができていました
  

expo45.JPG
 

パビリオンのテーマは「文明の黄金時代」
トルコはオスマン帝国という史上最も強大な帝国の一つとして知られる帝国を築き600年以上も繫栄させました
そんなこともありトプカプ宮殿など、現在でもオスマン帝国のかつての栄華に触れられる観光スポットが数多くあるそうなので、今年の年末年始に伺おうと計画を立てているところです

そんな意味もあり伺ったトルコパビリオンですが
入館してすぐにトルコ国旗の三日月と日本国旗の太陽がまず迎えてくれますが
ここは東の太陽、西の新月 日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件をメインに展示されているようです
 

expo46.JPG
 

「エルトゥールル号」を模した展示もされています
ちなみに舌を噛みそうな名前の船ですが、このエルトゥールルという名の由来は
オスマン1世の父親がエルトゥールルという名だったそうなのできっとそうなのでしょう
そんな名がつけられた軍艦で1890年明治天皇に謁見したトルコ使節団一行は帰路に台風に遭遇
和歌山県串本沖でそのエルトゥールル号が沈没した時、自らの危険を顧みず、どこの国の人か分からない外国人を助けてくれたのが串本の住民で、最終的にその生存者たちを日本の軍艦でトルコに送り届けるといった話がありました
こうした話がきっかけで日本がという国がトルコ国民に知れ渡り今の親日になったのだとか
ちなみにそんな串本にはトルコ軍艦遭難慰霊碑があるとのことで、4年ほど前に訪れたこともありました
  

expo47.JPG
 

エルトゥールル号の話はこれでは終わりません
事故から100年近くたった1985年に、その恩返しといえる事件が起きるんです
それがイラン・イラク戦争においてサダム・フセインが48時間後にイラン上空を飛ぶ全ての飛行機を撃墜するという声明を発表
イラン在住の日本人はかなりの人数がいたのですが、その救出劇で残念なことに日本の航空会社は救助に伺えず
そんな時、助けてくれたのがトルコ共和国のトルコ航空(現ターキッシュエアラインズ)で、トルコから駆けつけた救援機2機により日本人215名をイランからトルコに脱出させてくれたそうです、前述のタイムリミットのわずか1時間前のというからまさにギリギリの救出劇だったんですね


expo48.JPG


奥に配置されたカッパドキアを表現したコーナーには
奇岩が立ち並ぶ中に気球が浮かぶ光景が再現されていますが
この気球搭乗ツアーは高額なのですが、ぜひともチャレンジしてみたいものです
 

expo49.JPG
 

さて大阪関西万博パビリオン巡りを一通りすませたあと帰路につきますが
大勢の方が大屋根リングの展望スペースにたむろっていました
このあと花火が打ちあがるんでその場所とりとして座られているのかと思われます
ただ花火を見てしまうとまたその後は会場を出たりするのに混雑が予想され電車もなかなか乗れないでしょうから
食事の予約もしていることですし早めに帰ることとしました
ということで大阪関西万博の初日は終了
満足の親日国のパビリオン巡りとなりました
明日も昼から出撃です
  

expo59.JPG

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 7.7.1

この記事について

このページは、r-ohtaniが2025年11月 8日 06:50に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「大阪関西万博、親日国パビリオン巡り3軒目は微笑みの国タイのパビリオン」です。

次の記事は「大阪呑み食い倒れの1軒目は「かんさいだき本家常夜燈」で舌鼓」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。