マカオ・グランプリミュージアムの最近の記事

今回香港からわざわざマカオにやって来た理由が
澳門大賽車博物館(マカオグランプリ・ミュージアム)を訪れるため
ここはモータースポーツの祭典として国際的知名度も高いマカオグランプリをテーマにしたミュージアムで
なんと16年ぶりの訪問
実は2021年に大改装されリニューアルオープン
コロナ禍という事もあり自重していましたが今回ようやく訪れることが出来ました


2025hongkong178.JPG
 

ちなみにこのマカオグランプリ・ミュージアム
警備がかなり厳重で、かなりの数の警備スタッフに監視されつつの見学となりました


2025hongkong179.JPG
 

入館料は一般チケットで80パタカ(1,530円くらい)
ちなみに65歳以上は半額の40パタカで入館できます
 

2025hongkong180.JPG
 

入館するとエスカレーターで3階エリアに上がり
マカオモータサイクルGPの展示から見て歩くことに
まずは昔懐かしいYAMAHAのモーターサイクル
一番手前にある28番のマシンは1967年から開催されたモーターサイクル部門において、記念すべき第1回と第2回大会を制覇した、ファクトリー・ヤマハの長谷川弘選手のマシンがありました

ここにも警備スタッフが大勢おり
展示品を盗む泥棒などが多いのかと思ってしまいます
 

2025hongkong182.JPG
 

オートバイを分解する形での展示
 

2025hongkong181.JPG


1984年から2001年にかけてマカオ・モーターサイクルグランプリに使用されたマシンたち


2025hongkong183.JPG
 

その中にスタートダッシュの上手さから付けられたロケット・ロンの愛称で知られる「ロン・ハスラム」がいました
人形はあの香港マダム・タッソー蝋人形館の手によるもので、本人と見がよう出来栄えです
1980年代にマカオで最も活躍したライダーといえるでしょう
ちなみにこのロン・ハスラムはマンガ「バリバリ伝説」(しげの秀一著)にも登場する個性的なライダーで
その類まれなライディグは無論、用もないのに主人公であるグンのピットに姿を見せてはヒロインの歩惟を口説こうとするシーンが印象的でした
 

2025hongkong184.JPG
 

2003年以降のマシンとライダーの紹介コーナー
 

2025hongkong185.JPG
 

ここにはマカオ・マイスターとも呼ばれるベテランライダー「マイケル・ラッター」がいました
マン島TT2017・Bennettsライトウェイトでも優勝している実力派ライダーです


2025hongkong186.JPG
 

マカオモータサイクルGPの展示室には
モーターサイクルのシミュレーターでマカオグランプリコースを体感できる設備が有り
 

2025hongkong187.JPG
 

ここではモーターサイクルにまたがりVRゴーグルをつけてマシンを走らせるという体験ができるとの事で
 

2025hongkong188.JPG
 

ちなみにマカオ市街地に設営される公道サーキット「ギア・サーキット」は世界一スリリングな公道バトル
全周をガードレールとコンクリートウォールに囲まれエスケープゾーンが無いマカオはマン島より危険だと言うライダーも多いほど
そのうえ先の見通せないブラインドコーナーが連続するトリッキーなコースで有名
YouTubeにそんなギア・サーキットの動画があったので紹介させていただきます



 

完走が危ぶまれましたが、難関のリスボアコーナーやマカオ名物の超低速180度右コーナー(メルコ・ヘアピン)をこわごわと安全運転で切り抜け何とか走り切ることが出来ました
ちなみにハングオンとまではいかないけれど、バイクを傾けコーナーを回ろうとしましたがスタッフには抑えられていたようです
そんなマカオモータサイクルGPの展示を見たあとは、いよいよF1の登竜門と言われるマカオF3グランプリのコーナーへ
 

2025hongkong189.JPG

マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」
1954年に公道を閉鎖し「市街地レース」として行われたそうで
年代物の車が今まさにスタートするところですが当初は写真のようにル・マン式でスタートしたようです
 

2025hongkong190.JPG
 

マカオグランプリと言えば忘れてならないのが、セオドール・レーシング
1980年代以降にアイルトン・セナやミカ・ハッキネンなど、その後F1でワールドチャンピオンとなる多くのドライバーが、そのセオドールからエントリーしてます
写真には60年代にマカオグランプリに参加したマシンが並んでいますが、真ん中の17番をつけているのはF1にエントリーしたセオドール・レーシングの創設者(オーナー)で東南アジア有数の大富豪であるテディ・イップ自身がレースに出場した車で
手前のはセオドール・レーシングの旗の下でドライブしたアレセノ・ローレルのマシン
こうしたマカオグランプリを世界的に著名なものとした立役者であるセオドール・レーシングのコーナーがありました
 

2025hongkong191.JPG
 

そんなマカオグランプリはF1の登竜門とも言われていて
1970年代にマカオで成功したフォーミュラカードライバーには
デビッド・パーリー、リッカルド・パトレーゼ、バーン・シュッパン
 

2025hongkong192.JPG
 

そしてなによりF1の登竜門と言わしめるのが
F1世界選手権で後に3回のワールドチャンピオンに輝く音速の貴公子こと、アイルトン・セナ選手
セナ本人と見がよう人形は無論、香港マダム・タッソー蝋人形館の手によるもの
1983年、メインレースのグランプリが国際規定のフォーミュラ3(F3)で行われることとなり、FIA F3ワールド・カップとして認定
そんなF3元年にポール・トゥ・ウィンといった圧倒的な力を見せ優勝を飾りました
ちなみに搭乗したマシンであるラルトRT3は、TOYOTA製エンジン
タイヤもヨコハマタイヤといった日本製が彼を支えその後、日本製のホンダ・エンジンを搭載した「マクラーレン・ホンダ」で戦うきっかけになったのだと勝手に思っています
 

2025hongkong193.JPG
 

1990年にはこのWTS-レイナード-フォルクスワーゲンを駆る
ミハエル・シューマッハが優勝
 

2025hongkong194.JPG
 

1991年の優勝はデビッド・クルサード
マシンはラルトRT35
ホンダエンジンが搭載されていました


2025hongkong197.JPG
 

1992年にはこのレイナード923を駆りペドロ・ラミーが優勝
翌年F1チーム・ロータスに加入する
 

2025hongkong195.JPG
 

リカード・ライデルは、ツーリングカーに移行する前にマカオグランプリFに参加3
マシンに貼られたスポンサーに高須クリニックの名前が見て取れます
 

2025hongkong196.JPG


マカオグランプリでは日本人ドライバーも優勝に輝いており
2001年は佐藤琢磨
2008年には国本京佑が栄冠に輝いています
そんな佐藤琢磨の息子佐藤凛太郎が、2024年のマカオグランプリに挑むといったニュースもありました
 

2025hongkong198.JPG
 

2012年にはアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが優勝
マシンは長年優勝を牽引したダラーラF312
 

2025hongkong199.JPG
 

そしていまF1で一番の注目株
マクラーレンのランド・ノリス
昨年観戦したシンガポールGP2024はマクラーレンのランド・ノリスのポール・トゥ・ウイン
ただしマカオグランプリでの成績は、予選レースでリタイアを喫し決勝27番グリッドでのスタート、決勝レースでは11位まで順位を上げてチェッカーを受けたというもの
マシンはやはりダラーラF312でした
 

2025hongkong200.JPG

マカオグランプリに出場したが勝てなかったのはノリスだけではなく
その後のF1世界チャンピオン「セバスチャン・ベッテル」や
 

2025hongkong201.JPG


そして今年スクーデリア・フェラーリに移籍した「ルイス・ハミルトン」もその一人
2003年のマカオグランプリでドライブしています
 

2025hongkong203.JPG
 

このフロアの目玉がこの高性能なドライビング・シュミレーター
シミュレーター自体を見てもわかるように、F3マシンと同じ形になっていて
深い着座位置とお尻より高い位置にあるアクセルとブレーキ
様々な操作を集約したスイッチがついているハンドルなど、まるでレースカー自体を運転するような感覚で楽しめました
てなわけでこのF3シュミレーターでマカオグランプリコースを体感
ちなみにマカオ市街地に設営される公道サーキット「ギア・サーキット」は世界一スリリングな公道バトル
それに加えてF3のシュミレーターのハンドリングやアクセルワークは大変難しいため
もしくはマカオや香港では車の所有率が低い為か?私の前にシュミレーターに乗っていた方たちは、ガードレールに車をぶつけまくっていて走り切れずにいました
そんな様子を見ていた女性は当初張り切っていましたが、辞退したようですぐに私の順はやってきました

てなわけで私のマカオグランプリがスタート、アクセル控えめだったこともあり無事、完走
思いのほか面白かったので、今度グランツーリスモのゲーム一式揃えてみようかなって思わせました
 

2025hongkong202.JPG

マカオグランプリ・ミュージアム最後に訪れた地下1階はギアレース&マカオGTカップなどに使われたハコ車の展示
まずはF3でマカオを制し、ツーリングカーでもマカオを勝った、エドアルド・モルタラの実物大の蝋人形と
アウディR8のマシン
 

2025hongkong204.JPG
  

マカオ・ギア・レース参戦した
メルセデス・ベンツ 190E 2.5-16 EVO 2
ドイツツーリングカー選手権(DTM)への出場を目的に開発されたマシンで
2.3L直列4気筒エンジンをベースにコスワースが開発した16バルブのヘッドを搭載したグループAホモロゲーションモデル
 

2025hongkong205.JPG
 

リアスポイラーサイドに貼られたAMGのステッカーが誇らしげです
ちなみに先般行われた、東京オートサロン2025に展示されていたメルセデス・ベンツ190Eには「1048Style 190E EVO3」と『エボⅢ』のネームプレートが掲げられていたそうです
 

2025hongkong206.JPG


1970年代初頭のマカオグランプリで最も成功したドライバーでライダーのジョン・マクドナルドの蝋人形
モーターサイクルYAMAHAとオースチン・ミニクーパー
 

2025hongkong207.JPG
 

WTCR世界ツーリングカー・カップに出場した
Lynk&Co 03 TCR
メルセデス・ベンツの筆頭株主であり、ボルボを傘下にもつ中国の自動車メーカー「吉利汽車(ジーリー)」によって製造されたマシンです
 

2025hongkong208.JPG
 

中国ブランドとして初めてFIA選手権に参戦することになったマシン
いよいよこのモータースポーツの世界にも中国が進出してきているようです
ちなみにエンジンは傘下のボルボ製
 

2025hongkong211.JPG
 

ツーリングカーレースにはトヨタの往年の名車カローラレビンも出場したようですが
このレビンやトレノの型式「AE86」からマニアからはハチロクと呼ばれることが多く
マンガ「頭文字D(イニシャルD)」(しげの秀一著)の影響からか、後にSUBARUと共同開発したスポーツカー「86」が生まれることに
 

2025hongkong209.JPG
 

ちなみに頭文字D(イニシャルD)はここマカオ・香港など中華圏でも大人気
『頭文字D THE MOVIE』という実写映画が2005年に香港で制作されたくらいです
そうそう主人公拓海は台湾生まれの歌手ジェイ・チョウが演じましたが、その父藤原文太を演じたアンソニー・ウォン(香港生まれの俳優)の演技もなかなか渋かった
 


 

これは1992年と1993年にポルトガルのマヌエル・マンハオがドライブしたAE86
 

2025hongkong210.JPG
 

2014年の世界ツーリングカー選手権WTCC、マカオで優勝した
ラーダ・グランタ(アフトヴァース)を駆るロバート・ハフが優勝
ロシアのラーダにとってWTCC初勝利をもたらしました
この真っ赤なマシンはなんだか三菱ランサーエボリューションを彷彿するデザインですね
 

2025hongkong212.JPG
 

実際にタイヤ交換を体験することができるコーナーもありました
 

2025hongkong213.JPG
 

レースコントロールの様子
 

2025hongkong214.JPG
 

ポルシェ911の緊急車両
 

2025hongkong215.JPG
 

第一回マカオグランプリは1954年10月30日に開催
香港在住のポルトガル人のエドアルド・デ・カルバルホがステアリングを握るトライアンフTR2が優勝
そんなトライアンフを最後に見ることとなりました
 

2025hongkong216.JPG
 

胸に吊るしていたピットパスを返して見学は終了
次は11月に行われるマカオグランプリを観戦がしたいといった思いが強くなってきました


2025hongkong217.JPG

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 7.7.1

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれた記事のうちマカオ・グランプリミュージアムカテゴリに属しているものが含まれています。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。