大阪・関西万博2025の最近の記事

さて先月閉幕した大阪関西万博2025
マスコミの報道とは裏腹にSNSでその噂を聞きつけ伺う方が続出し
入場予約すら出来ないほど凄まじい人気
来場者は2900万人突破と大成功で終えたようです
 
 
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さてそんな大阪・関西万博2025ですが、古いメールをチェックしていた時の事
JALの「FLY JAL X GUNDAMキャンペーン」
万博賞 大阪・関西万博入場チケット+GUNDAM NEXT FUTUREパビリオンチケット』に当選していたことに気づきました
わずか250組500名様分が当選と聞いていたので、これは無理だと思っていただけに嬉しい
実は9月の連休にそんな大阪・関西万博2025に行きたいと、大阪梅田の東横インは半年前に予約してあったので、これはガンダムパビリオンを観に行かねばなくなりました
そんななりゆきで万博のチケットを携え敬老の日を交えた連休に出かけることにいたしました
ただWEBではパビリオンの予約はまったくとれず、いただいたガンダム ネクスト フューチャーパビリオンのみしか予約は取れていません
 

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とにもかくにも私自身としては2010年の上海万博に続いて2回目の万国博覧会
それにあわせ大阪呑み食い倒れの旅に
「行きま〜す!!」


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てなわけで、やってきた新千歳空港
連休初日ということもあり多くの旅行者でごった返しておりました
昨年度2482万人が利用したとの事で開港以来の最多を更新しておりますが
今年度はさらに多くの旅客数になるとの事で、コロナ禍は過ぎ去ったんだと実感します
 

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さてこうした混雑時に役に立つのが、航空会社のステータス
今回はANA便を利用したので、スタアラ・ゴールドのステータスを使い
ANAのプレミアムチェックインカウンターに隣接するセキュリティを利用し
スムーズに制限区画へ
 

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制限区画ではANAラウンジに入室しますが、ラウンジは思いのほか空いておりました
そうラウンジの利用者となるステータス保持者は普段からよく航空機に搭乗するビジネスマンが多く
平日はそんなビジネスマンでごった返しますが、こうした休日は逆に空いているのが特徴だったりするんです
 

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さてラウンジといえば樽生サーバーから注ぐビール
キリン一番搾り、アサヒスーパードライ、サッポロクラシックと駆けつけで軽く3杯いただきます


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大阪に着いたら即万博会場入り
昼飯を食べている時間はなさそうなことから
コンビニで購入した
うまいもん!つめあわせ石川北陸甲信越フェアのハンバーガー・おにぎりなどでビールとともに昼食といたします
 

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窓の外にはスター・ウォーズ特別塗装機第4弾「C-3PO ANA JET」
ボーイング777-200ER型機
通称スターウオーズ・ジェットが駐機していました
 

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この日の朝札幌を出発し新千歳から伊丹経由で12時30分に大阪の夢州駅に到着いたしましたが
夢州駅で電車を降りたら早速、大阪・関西万博の名物となる渋滞にはまりました
それはそうでしょう
私の伺った9月13日(土)の来場者は一般来場者数が21万8130人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約23万7426人
1日あたりの来場者が過去最多を更新したのだそうです
 

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メインゲートたる東ゲートから入場しますが、入場するためのセキュリティチェックには90分はかかるとの事で
朝から開門待ちの列ができるほど混雑
そこで今回は「優先入場口 Priority」から入場、それでも15分ほどかかりました
 

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入場すると公式キャラクターである「ミャクミャク」が正座で迎えてくれますが
このミャクミャク、発表当初こそ「気持ち悪い」「怖い」といった否定的な声が多く、「人気ない」と言われてきましたが
私が伺った万博終盤の9月には「社会現象」になるほどの人気のキャラクターとなっていました
なにやらこういったものはオールドメディアの「反万博」ネガティブキャンペーンを感じましたが
最終的にはSNSなどの口コミによりミャクミャクの可愛さが勝利したようです
 

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パビリオンの予約は有りませんでしたが、アメリカ館を訪問
運というかとある理由で、すぐに入場することが出来ました
 

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アメリカ(舘)パビリオンのテーマは
「Imagine What We Can Create Together(共に創出できることを想像しよう)」
入り口には例の方のパネルが貼られています
 

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そうトランプ大統領夫妻(のパネル)に迎えられ入館いたします
 

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アメリカ各州の紹介の映像では、カルフォルニア州の場面で
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手もアップで紹介されていました
観戦している方々もOHTANI選手のユニフォームのレプリカを着て観戦
大谷選手はもはやアメリカの象徴ともいえる選手になったんですね
 

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宇宙探査のコーナー「イノベーション・レルム」
宇宙分野で常に世界をリードしてきたアメリカならではの展示ですが
手前にはイージス艦から上にU2偵察機や偵察気球、偵察衛星に宇宙ステーション
こらでみんな見てきましたよと言った偵察してきましたと言わんばかりの展示
そして奥には月面長期滞在を目指す「アルテミス計画」で使われる高さ約3メートルのSLSロケットの模型が展示されています
 

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ここにはハッブル宇宙望遠鏡の後継機「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」について紹介コーナーもありました
これはハップル宇宙望遠鏡とは違い遠方宇宙の銀河を赤外線で観測できる大型望遠鏡
しかもラグランジュ・ポイントの1つ(L2)の周りを周回するハロー軌道上に設置されています
ラグランジュ・ポイントと言えばアニメ「機動戦士ガンダム」でスペースコロニーが配置されている場所でもありますね
  

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宇宙飛行士の映像が映し出された大型スクリーンでは
今度はアルテミス計画という、人類を再び月へ、そして火星まで送る壮大な計画の一環として紹介


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そしてクライマックスとなるアメリカ館の目玉展示
映像で魅せる「打ち上げ:月へ!そしてその先へ」では
NASAのロケットがケネディ宇宙センターから月へと打ち上げられる様子を体感



 

アメリカ館の最後に見たのは
アポロ17号が1972年に持ち帰った「月の石」
1970年の大阪万博でもこの月の石が目玉で、この石を一目見るため最大5時間並んだそうです
スタッフから混雑を避けるため写真ではなく動画にて撮影してくださいとの事なので動画で撮ってきました
さて大阪・関西万博パビリオンめぐりはまだまだ続きます
 

大阪関西万博アメリカパビリオンを堪能した後は
ドイツパビリオン 「わ!ドイツ」を訪れます
ちなみにこの「わ!」には循環の「環(わ)」、調和の「和(わ)」、感嘆の「わ!」という3つの意味が込められいます
 

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そんなドイツパビリオンは
「循環経済(サーキュラーエコノミー)」をテーマに、持続可能な社会を楽しく学べる空間
もっともこのドイツパビリオンに関わらず
今回の大阪関西万博自体が、いわゆるSDGsを意識して運営されていたように感じました
 

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案内役として活躍する手のひらサイズの球体マスコット「サーキュラー」
これにはオーディオガイド機能(ドイツ語・日本語・英語)があり
展示物付近にある展示スポットをタッチすると展示内容を多言語で解説
お土産ショップではそんなサーキュラーのぬいぐるみや関連グッズも人気
 

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映像は「Dream Machines」と呼ばれる次世代都市のモデル
 

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天井から吊るされた展示物は、循環型経済のさまざまな要素を表現しているのだとか
 

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そしてドイツの文化といえば、ビールとソーセージ
レストラン「Oishii! Germany」にも立ち寄りたかったのですが2時間待ちとのことで諦めます
かわりに伺ったのがこの看板にあるホフブロイハウスのビール


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ただ、さすがはビール好きの国ドイツ
レストランに入れなくともステージ横にあったテイクアウトのお店でドイツビールを飲めるような配慮があり
ステージのダンスショーを見ながらビール1杯1500円のホフブロイハウスのビールを愉しみます
  

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ビールのつまみにはセルフサービスでパンに挟むソーセージなども売られていました
 

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複数の国や地域が一緒に出展する合同パビリオン「コモンズ館」
A~Fまで6棟あり、基本的に予約なしで入館可能
まぁパビリオン一つ建てるのにも多額の資金が必要なうえ半年したら壊すんでしょうから
資金力はないが是非とも大阪関西万博には参加したいという国にとっては濡れ手で粟のパビリオンなのでしょう
それと客目線でも人気のパビリオンは予約が取れないうえ4~5時間並ぶといった状況ですから
混んではいるがすぐには入れて海外を実感できるコモンズ館は成功だったのではと思えました
  

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大阪関西万博では親日国のパビリオンを巡ろうと心に決めていましたが
まず最初に訪れたのがそんなコモンズ館Aに構えるミクロネシア地域の西部に位置する、約340の島々からなる国「パラオ」のブース
「未来に力を与える。文化遺産を守る。」 友好の歴史を紹介 世界遺産「ロックアイランド」といったテーマが掲げられていました
 

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さてそんな親日国パラオですが
第一次大戦において連合国として参戦した日本はドイツ領であったパラオをパリ講和会議に措いて委任統治を認められ統治下におきます
そんな日本統治下において、パラオは漁業、農業、鉱業の分野で目覚ましい発展を遂げることとなりました
学校を作るなどインフラも整備され、パラオの方々はしだいに日本に信頼を寄せるようになり
太平洋戦争終結でその日本統治が終わった後も日本を慕ってくれる、いわゆる親日国の一つとなりました

そんなパラオ共和国は1994年に独立、上下の写真にある海を表す青地に月を表す黄色い丸が配置されたまるで日の丸を思わせる国旗がデザインされました
そんな日本統治の影響もありシャシン(写真)やデンキ(電気)などの日本語がパラオ語にもなっているそうです
以前はJALの直行便があったそうですが廃止され、伺うには一苦労しそうですが最近ユナイテットの日本からの直行便が開設されたとの事なので訪問したい国NO1の国となっています
 

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そんなパネルの写真には、パラオに行ったら是非とも見てみたい
日本・パラオ友好の橋(Japan-Palau Friendship Bridge)の写真がありました
この橋はパラオ国際空港のあるバベルダオブ島と、人口が最多で経済の中心地であるコロール島を結ぶ、全長412.7m、主塔高さ41m、幅10mの橋で、2002年1月に開通して以来パラオの最も重要な交通インフラとして利用されています
というのも1977年に韓国の建設会社であるSOCIOにより架橋された旧コロール・バベルダオブ橋でしたが、1996年にが突然崩壊し、交通・水・電気・通信が寸断され、パラオの経済社会に著しい影響が生じたことから
日本の政府開発援助 (ODA) によって2002年1月に鹿島建設により再建しています
ちなみに崩壊した旧コロール・バベルダオブ橋の当時の入札には鹿島建設が参加入札しましたが、韓国のSOCIOは鹿島の半額で落札していたのだとか
こうした背景もありこの橋は日本のパラオに対する支援のシンボルとなっていることから
一度伺ってこの目で見たいと思っています
 

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そんな経緯がYoutubeにありましたのでここに貼っておきます
【ゆっくり解説】パラオとの友情の証「日本・パラオ友好の橋」
  


 

さてパラオといえば太平洋戦争における激戦の地
特に飛行場のあったペリリュー島ではアメリカ軍の絶対的な軍事力で島を制圧にきたのですが
当初の計画では4日で攻略する予定を、500以上の洞窟・地下壕を坑道で連結するなど日本軍の組織的なゲリラ戦で対抗
最終的にアメリカ軍は追加の軍を派兵せざるをえなくなりました
そんな軍を追加派兵してもなお制圧に2ヶ月半を要することとなったそうです
ペリリューや硫黄島でのこうした末期日本軍の「地下陣地」戦術マニアルは戦後アメリカ軍が入手
なぜかそれが冷戦時代にソビエト連邦にわたり、フルシチョフと親密な関係にあったベトナムのホーチミンが手にしてアメリカとの戦いに備えたという噂が流布しています
たしかにベトナム・ホーチミン軍はベトナム戦争においてそんなアメリカが一番嫌がる戦い方をしましたね

ここパラオのブースに貼られていた『ペリリュー 楽園のゲルニカ』のポスター
アニメ映画公開を記念して貼られているようですが
原作は私の愛読マンガ『ペリリュー 楽園のゲルニカ』武田一義著
親しみやすい三頭身のキャラクターが前述の戦いにおいて戦場の悲惨な現実に直面していくさまが描かれている名著です
    

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映画の公開は終戦80年の節目である今年12月5日
今から楽しみにしています
 


 

パラオのブースには
こんなパラオ諸島の本島に関する「兵要地誌資料図」も展示されていました
よく見ると←で上陸適地と指定されている海岸線の記載があり、当時の機密性がうかがい知れますね
(そしてそんな機密文書をパラオが手にしているのも興味があります)
 

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大阪関西万博、親日国パビリオン巡り2軒目は台湾
そう台湾は親日の国として知られています
そんな台湾は1895年に日清戦争の結果、下関条約によって台湾が中国(当時の清朝)から割譲されます
その後日本は台湾全土において、八田与一の陣頭指揮による烏山頭ダム建設に代表される水利事業や、鉄道網、港湾、衛生的な水道システムといった大規模なインフラ整備を行い、さらに近代的な教育制度を導入したという歴史があります
さらには戦後、日本統治が終わった後に続いた国民党政権による厳しい独裁時代と比較して日本統治時代が良かったといったことが親日につながっているようです
私自身も幾度となく台湾を訪れていますが、そのたびごとにそうした思いに触れてきた感があります
てなわけでコモンズ館Aのパラオブースを訪れた後に向かったのがTECH WORD館と言う名の台湾の最先端技術を集結させたパビリオンでした
 

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入館してすぐの冒頭の生命のゾーンでは
560台もの圧巻のタブレットたちの群舞
奥の円柱状のスクリーンとともに大地と生命を生き生きと描いた映像が流れました
これは世界トップクラスの直動・メカトロ機器メーカー「HIWIN」のものなんだそうです
 


 

続いて湾曲スクリーンによる「自然」をテーマとした海抜3,000メートル、高山地帯をイメージした映像が流れます
そう台湾島の中央部には玉山という山がありますがその標高は3,952mで富士山より高いんです
そんな玉山の麓に位置する阿里山をメインとして映し出しているよう
ちなみにこの翌週には台湾に渡り、阿里山鉄路に乗る予定だったことから
真剣なまなざしで見つめることに
  

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次は台湾の花である胡蝶蘭のコーナー
世界の1/3を栽培する台湾の蘭の花の話を聞かせていただきました
 

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欄の花びらには「EXPO2025」のロゴが描かれていますが
これにはナノスプレー技術が使われているとの事


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続いて自慢の半導体産業の紹介
映像で流れるのは集積回路(IC)のウェハを思わせるデザイン
 

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12インチウエーハが展示されていますが
そう台湾は世界最大の半導体生産拠点の一つ
特にTSMCは世界シェアのトップを独占しています


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最後にパビリオンの出口で日替わりのお土産をいただきますが
この日の土産はこのアウトドア用のコンパクトな帽子
これは是非とも次週に控えた台湾は阿里山に持参することになりそう
 

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