大阪・関西万博2日目も昼からの入場
この日9月14日(日)の来場者は一般が20万7千人、関係者1万9千人、合計で22万6千人が訪れ
大勢の来場者で通路もまともに歩けないほどごった返しておりました
ということで2日目さいしぃ訪れたのは
フランス・パリを拠点とする世界最大級の多業種複合企業体(コングロマリット)である、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がメインスポンサーを務めるフランスパビリオン
テーマは「愛の讃歌」と記されていました」
意味合い的に違うと思いますが、フランスを訪れた際に現地に根を押す日本の方から
フランス人は自国をたたえる意味を込めて「神に愛された国」という事がるそうです
まぁ確かに日本のような地震や火山、台風といった大災害はほとんどなく
温暖な地中海気候のおかげでオリーブやブドウ、小麦がたわわに実るうえ
北は北海・大西洋、南は地中海の海の幸と恵まれているうえ
文化・芸術が花咲く素晴らしい国であることは間違いありません
そんなフランスのパビリオンにてルイヴィトンやらアルザスワイン
ディオールや蜂蜜について学んで来ました
フランスパビリオンに入館してすぐにあるのは
ジブリ映画もののけ姫の一場面「森にたたずむヤックルとアシタカ」の織物タピスリー
そうフランス人は大の日本アニメ好きとして知られ、世界最大級のアニメフェス「ジャパンエキスポ」が毎年パリで開催されるほどです
マンガやアニメは「8つ目の芸術」とまで呼ぶフランス人ですから
日本よりも日本アニメを芸術として捉えてくれるからだそうです
手前にはノートルダム大聖堂 キマイラ像
2019年の大規模火災でも被災を免れ生き延びています
続いてメインの展示となるのでしょう
ルイ・ヴィトンの技を伝える空間
壁一面にある85個のトランクを用い、開かれたトランク中にものづくりの過程を紹介しています
なんだか日本の職人気質を意識している展示に思えました
というのも日本のことわざに「井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る」というのがあります
もともとは中国の古典である壮子に由来するらしいのですが
後半の「・・・・されど空の青さを知る」というのは日本で創作されたものようで
狭い世界にいるからこそ、深い知識や知見を得られるといった日本人気質の現れが表現されており
職人技は極めれば同じ、日本人のみならずフランス人にも通じるところがあると言っているように感じました
球状のルイ・ヴィトンのトランクの展示「トランクのスフィア」
「L」と「V」の字だけで、デザインされたそのルイ・ビトン柄のロゴ「モノグラム・キャンバス」は誰もが一度は目にしたことがあるのではないかと思えるデザインですね
そんなルイビトンにはモノグラム・キャンバスより古い「ダミエ・パターン」と呼ばれる、デザインがあります
それが人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎の羽織に描かれた市松模様と似ていると訴訟を起こされたこともありましたね
もっともそんな日本の伝統模様である「市松模様」は、江戸時代から使用されてきた文化的遺産であり、その起源をさらに遡ると平安時代にも見られることから取り下げられたようですが
ポンピドゥー・センター屋上からパリを捉えた360度ビュー映像
天井からぶら下がる
ぶどうのオブジェ
オーギュスト・ロダンの作品に着想を得て
ディオールが制作した彫刻作品「ザ・カテドラル」
ディオールの「バー」ジャケット展示
フランス国旗を思わせるブルー・ホワイト・レッドの3色
色や柄を省くことでディオールの繊細な仕立てを表す
約400体もの白いトワルのコーナー
隣には高木由利子がモデルを撮影した写真が映し出されています
「光の箱」とも呼ばれる
約10万本の光ファイバーが吊り下げられた空間
フランスのモン・サン・ミシェル
そして日本の厳島神社の鳥居
双方一度訪れたことがありますが、そんな海に浮かぶ二つの世界遺産がしめ縄で結ばれていました
フランスの人々はかなりのはちみつ好きで、その消費量は年間4万トンとヨーロッパでも最多ランク
国民一人あたりのハチミツ年間消費量は、欧州トップの600グラムと言われているそうです
てなわけでフランスパビリオン最後の展示は
ハニカム(蜂の巣)をモチーフにした展示「ショーメ、自然美への賛歌」でした

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