宮島で牡蠣を堪能した後は厳島神社へ向かいますが、その際に厳島神社の神の使いとされる鹿と出逢いました
とは言え時間も限られていますしさっさと厳島神社へ参拝へ
厳島神社を頭にイメージする時に、まず思い浮かぶのが、写真の海面にそびえる朱塗りの大鳥居
ちなみにこの大鳥居の根元は海底に埋められているわけではなく、柱の足元の底部分に花崗岩を敷が敷かれていますが、その下には松材の杭を打って地盤を強化する「千本杭の工法」という工法が用いられています
そう現代では軟弱地盤でよく使われる杭打ちが何と平安時代から採用されていたのだそうです
大鳥居の根元には箱型の島木の中に7トンもの石を詰めて加重し自重で立っているだけで、決して埋められているのではないのだそうです
800年以上前にこんな工法で建築されたおうですが、こういった建築技術が世界最高峰の建築技術のまさに礎なんですね
ちなみにこの大鳥居へ干潮時には歩いて行けるんだそうですが
写真に写るとおり手前にろかい船が見受けられますが、こういったろかい船で大鳥居をくぐり参拝するのが厳島神社の正式な参拝作法なんだそうです
12世紀に時の権力者である平清盛の造営として知られていますが
海上に建てられたこの神社、自然災害や火災に幾度となく見舞われましたが
その都度信仰心に支えられて修理再建され、今日まで平安の昔さながらの荘厳華麗な姿を伝えられています
流石はスクラップ&ビルドの国と言ったところでしょうか
まずは入口で初穂料を納め参拝いたします
入り口から東廻廊を通り客神社拝殿へ
こうしたものを参拝すると気がピリッとするのはやはり私が日本人だからでしょうか
回廊を歩くと写真などでよく見かける厳島神社の大鳥居のある風景が飛び込んできました
火焼前から望む大鳥居
寝殿造りの庭にあたる平舞台には高舞台があり
さらの奥に宗像三女神
海の神市杵島姫
技芸の神湍津姫
財福の神田心姫が祭られている
寝殿造りの「本殿」がそびえています
その本殿では勤労感謝の日と言った祝日に関わらず祈祷が行われていました
まぁ勤労感謝の日というのは、世を忍ぶ仮の姿
本来その年の新穀を天地の神に供え,天皇みずからも食する儀式の旧新嘗祭 (にいなめさい) を改めたもの
祈祷を受けているのは農業関係者か何かでしょうか
時期やこの神社の御利益からして安全祈願だったのかもしれません
御朱印を頂くために並ぶ参拝客をしり目に西回廊を進み
国内唯一の海に浮かぶ能舞台へ
舞台背景の大きな鏡板には「老松」が描かれていてこの能舞台は重要文化財に指定されています
運が良ければ参拝料のみこの能舞台で能や狂言が見られるのだとか
さて速足で巡った厳島神社ですが、その神社から豊国神社たる千畳閣と五重塔が見えてましたので、時間はあまりありませんがこちらも覗いていくことに
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