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伊丹空港にたどり着きました
にしても暑い、空港から出たとたん熱気がむあっと襲ってきます
なるほど私の住む北海道、夏は人気のわけですね
その後、モノレールと京阪電鉄で京都伏見(伏見桃山)へ向かいました(リムジンバスは高いのでいつも私鉄を使っています)
そう日本三大酒処の京都伏見がまず最初のターゲットです
ここで京都伏見の日本酒を試飲しようと向かったのが「吟醸酒房油長」
  

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吟醸酒房油長には試し飲みのできるバーカウンターがありますが
油長のホームページには
「当店は皆様に伏見の酒の素晴らしさを楽しんで知って頂く為、伏見の全蔵元十九社のお酒を吟醸酒・大吟醸酒を中心に八十~九十種試して頂ける様、ご用意致しております。また、お試し頂けるお酒は全て販売しておりますのでお気に入りのお酒がございましたらお申し付けください。」
とあり京都伏見の日本酒が気軽に試飲できるんです
 

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試飲のメニューには
伏見のお酒が80種類以上飲めます
当店限定や時期限定もあります
おちょこ3杯で飲み比べ
もしくはグラスで1杯よりお楽しみいただけます
・お猪口 3個 480円~  /  グラス 270円~
・別途 お付出し 200円
とあり、夫婦でお猪口3個×2名分いただくことに
   

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頼んだのはメニュー通り当店限定や時期限定をメインに
「夏限定 純米大吟醸 富翁」
兵庫県産の酒造好適米「山田錦」を全量使用し、京都独自の酵母「京の琴」と京都伏見の天然水で仕込んだ純米大吟醸です
フレッシュですっきりとした味わいをお楽しみいただくために、加熱処理を1回だけにしています
日本の夏に是非呑んで頂きたい「夏のお酒」です・・・とあり、この日も隣に座ったかたが頼んでいました
「京都斉藤酒造 うすらにごり生酒 英勲 純米大吟醸 古都千年 生原酒」
「2013ヴィンテージ純米酒 キンシ正宗」
これは2013年に醸造した純米酒を、蔵元で低温長期熟成した日本酒で黄色く色づいていました
 

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「英勲 純米大吟醸 氷零貯蔵」
  京都府産米「京の輝き」を100%使用し造り上げ季節限定
「北山本家 祇園物語 純米吟醸」
  舞妓さんラベルがお土産にも人気、ここ油長限定販売
「黄桜 涼の樽酒 純米吟醸」
  氷を入れてロックで楽しめる純米吟醸の樽酒


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こんな感じで京都の旅が始まりましたが
どうやら酒三昧の旅になりそう
 

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吟醸酒房油長で京都伏見の日本酒を一杯ひっかけた後は
そこから少し歩いたところにある「キザクラカッパカントリー」へ
 

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ここには風が抜けるさわやかな庭があり
パラソル付きのテーブルと椅子があることからここで一休みしようとやってきたわけです
 

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そんな客目当てに黄桜自慢の冷酒が並んでいて、屋外でワンショットの日本酒が楽しめるようです
並んでいたのは「大吟醸 華祥風」「直営店限定 純米吟醸 しぼりたて 無濾過 生原酒」「限定300本 純米吟醸 樽酒」「純米吟醸酒 花きざくら」「黄桜 純米にごり酒」
こんな感じの限定酒がずらりと並んでいると心惹かれますが・・・
 

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でも実はここに来た目的は
黄桜が造っているクラフトビールを楽しむことなんです
そう黄桜の日本酒はカッパのCMで有名ですが、結構盛んにビールも造っているんです
 

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黄桜のビールは1995年に「京都で初めての地ビール」として誕生しています
直営店の店舗の冷蔵ケースには「京都麦酒」数種類や
私の好きなラッキーチキンシリーズ
それに悪魔のビール等様々な種類の黄桜のビールが並んでいますが
日本酒の蔵でこれだけたくさんの種類のビールを製造しているのは黄桜だけかもしれません
 

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ここでいただくのは
「京都麦酒 抹茶」「京都麦酒 蔵のかほり」の出来立てクラフトビールがタップで用意されているので
この2つを注いでもらい
 

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屋外のテーブルでいただくことに
 

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黄桜の象徴カッパのモニュメントを眺めつつ
ちなみにこれ竹中銅器の制作だそうで、同社はワンピースのキャラクターなども手掛けているのだそうです


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京都伏見を歩いていましたが、外の気温は30度を超える真夏日
暑さから逃れる意味もあり空調の効いた室内施設と考えていたところ良い施設がありました
それが「月桂冠大倉記念館」
月桂冠はこの京都伏見の地で約400年醸造を続けている全国的にも名高い酒蔵
そんな月桂冠が1909年建造の酒蔵を改装し伏見の酒の作り方、材料、歴史などを後世に残そうと造られた日本酒の記念館です
実はこの月桂冠大倉記念館は5年ぶりの訪問となります
 

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まずは「南展示室 史料類」から
ここには1637年の月桂冠創業から月桂冠が残してきた、明治~大正期に描かれたポスターなどの史料が展示されています
 

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記念館の展示物は前回訪れた時とさほど違いはないのですが、今回初めて気づいた展示物が
手動式消火ポンプ「応龍水」
慶応2年(1866年)を示す銘が記されていますのが、1864年の鳥羽伏見の戦いの2年前という事ですから、当時は戦の消火でかなり活躍したんでしょうね
 

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「北展示室 用具類」
江戸時代から伝わる酒造りの用具類が展示
まずは酒米の稲穂や酒蒸しに使われる大きな甑
 

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それに木桶、酒樽、櫂など、「京都市有形民俗文化財」指定の昔の酒造用具類が展示
往時の職人たちの手技を偲び、酒造りの伝承文化を感じる場となっています
 

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大きな醸造用の木樽が見て取れますが
現代ではこうした大きな木樽を作る職人が激減してしまい、絶滅の危機に瀕しているのだとか
こうした日本の伝統文化が消えてしまうのは寂しいですね
 

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「もろみを搾る工程」
原酒と酒粕に分ける上槽に使う「ハネ木搾りに使われる木造の槽」
2年前に出雲などの古くからの酒蔵ではこの昔ながらの槽でなければ、思うような酒の味が出せない
そんな話も聞きましたし、「ヤブタ式」全盛のこの時代でもハネ木搾りにこだわる酒蔵は数多いようです
  

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大きく古そうな煉瓦造りの煙突が見て取れますが、これはいまだ現役
中庭を挟んで隣接する内蔵酒造場では、但馬流の杜氏が昔ながらの手法で酒を醸しているんです
手前は桃山丘陵の地下奥深くに涵養された伏流水を汲み上げる井戸
伏見は良質の地下水に恵まれていますが、そんな酒造りにも使われる「伏水(ふしみず)」と呼ばれる良質な水をここで飲むことが出来ました
 

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さて酒蔵を見学した後はお楽しみの利き酒の酒処
ご見学の最後に、利き酒は入場の際に渡されたコインを使いサーバーから自ら注ぐよう変わっていました


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季節ごとにいただけるお酒の内容は変更されるそうですが、渡された3枚のコインで3種類のお酒を楽しむことができます
この日のメニューは
「京しぼり(大吟醸)」
「笠置屋 山田錦(大吟醸)」
「レトロボトル(吟醸)」
「果月≪桃≫」「果月≪メロン≫」など夏にふさわしい酒がメニューに載っていました
私はというと、上記大吟醸2種と
 

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もう一杯は
日本酒を進化させる実験的プロジェクト
「Gekkeikan Studio」
そのNO.1たるメロンのようなみずみずしい香りの日本酒を試してみました

にしてもここ欧米系の外国人比率がとてつもなく多かった
それどころか月桂冠のスタッフもまた流ちょうな日本語を話す欧米系の外国人でした
  

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