「ぼく、サッカーで優勝したよ」
藤野聖山園のTVCMでのセリフです
北海道に在住する方なら聞いたことのある方も多いのではと思います
そうです北海道は大谷室蘭高校や札幌大学などで強豪サッカークラブがあったりすることから
中学校あたりからサッカー選手を夢見る子供が多くサッカー熱の盛んな地域だったりします
そんな北海道を本拠地とするプロサッカーチーム
北海道コンサドーレ札幌の優勝を一目見ようと
先週の日曜日、札幌ドームには33,697人もの観客が集結いたしました
かくいう私も前売り券も持たずに札幌ドームにはせ参じました
当日券の発売開始40分間から並んだおかげで無事当日券を確保
指定席(SS)だったので慌てずに入場しようと、スポーツスタジアム札幌で入場ゲートの混雑が落ち着くまで少しまったりすることにします
そんなスポーツスタジアムで前祝い
ここで大ジョッキで乾杯です
ところが、一時間ここで時間つぶししても入場ゲートの混雑は収まるどころか
増大する一方、入場するのに40分もかかってしまいました
席に着くと目の前には小野選手が練習している様子が目の前にあります
そう当日券であったにも関わらず前から4列目の好ポジションでの観戦となりました
ここでいつものように、スタ飯
頑固爺さんのカツカレーと生ビールを購入
席についてここでも2杯いただきました
試合開始前、選手入場に合わせ
札幌ドームを赤と黒で囲むパフォーマンス
座席に赤と黒の紙が置かれていたのはこのためだったんですね
そして黒で彩られた札幌ドームのスタジアムにビッグフラッグを掲げられました
否が負うでも気分は盛り上がってまいります
試合はというと完全に相手ペース
終始ツェーゲン金沢に攻め込まれていました
ところが後半途中からツェーゲン金沢が自陣でボールを回しはじめ全然攻めてこなくなりました
さてこの最終節、コンサドーレ札幌も優勝と同時にJ1昇格がかかった試合でしたが
J2最下位でこの日負ければ自動的にJ3へ降格となってしまうツェーゲン金沢にとってもJ2残留に向けた大事な試合でした
特にJ3自動降格は三つ巴の争いとなっていたことから、他の2チームの試合経過を見ながらの試合運びとなっていました
そんな中、J2残留を争っていたギャヴァンツ北九州がモンテディオ山形に3失点、このまま引き分ければ、ギャヴァンツ北九州を抜いてJ3・2位との入れ替え戦に行ける可能性が高くなりました
ツェーゲン金沢にとってアウェイである札幌ドームで勝ち点3を取るのは至難の業ですが、このまま引き分けたほうが得策と相手方監督が考えるのは当然かと思います
そんな情報はコンサドーレ側にも伝わっていたのでしょう
四方田監督が試合途中、ボールが止まったところを見計らってキーパーのク・ソンユン選手を呼び寄せ、ディフェンスの櫛引選手に何かの指示を伝えにいかせました
多分ツェーゲン金沢が引き分け狙いということを踏まえ、何らかの指示をしたのだと思いますが
ところでソンユン君って日本語はそんなに堪能だったのかな
ちなみにこの様子は私が見ていた目の前であったので鮮明に覚えています
その後、札幌ドームはスコアの動かない展開となり、0-0のままタイムアップを迎えることになります
特に終了間際に味方サポーターからもブーイングを受けつつもディフェンスどうしでボールを回すあたりは感動的でした
まあ八百長っぽくも思えますが、サッカーで引き分け狙いはよくある話
まぁ別段打ち合わせたわけでもなく暗黙の了承のもとでのお互いの試合運びなので問題はないでしょう
引き分けでのJ2優勝でしたが、選手は良くやったのだと私は感じました
そう戦いというものは、駆け引きがあり小説やドラマのようにカッコよくはないのが現実です
もし仮にこれが、サポーターが望む最後までコンサドーレが攻め続けるカッコの良い展開で
ぽろっとカウンターなんぞ食らって負けでもしたら・・・・・・
サポーターの四方田監督への批判は容易に想像することができます
特にJ2優勝には1億円の賞金が掛けられていたからなおさらでした
そんなわけで後味の悪い試合でしたが、それまでの41節の試合も含めた結果がJ2優勝という輝かしい結果となりました
試合後はJ2優勝の表彰と最終戦のセレモニーが行われ
サポーターによる「そうだJ1へ行こう」が高らかに歌われました
来期はコンサドーレの選手もそうですが、日本代表選手を擁する、あの浦和レッズや鹿島アントラーズ、ガンバ大阪などJ1チーム相手に戦うシーズンとなります
ということで来シーズンは札幌ドーにJ1を見に行く機会が増えそうな予感がします