モンテの砦に伺う途中にあったマカオ博物館
建物はその昔(1965年)モンテの丘に置かれていた気象台の名残りだそうです
そんなマカオ博物館は1999年の中国返還を機に、モンテの砦にオープンしたマカオを代表する博物館で
東西の文化が出会い融合してきたマカオの歴史・文化を知ることができるとのことで
モンテの砦の見学後に折角なのでこちらも立ち寄ることにしました
入場してすぐの展示棚で気になったのがこの4頭の馬を手綱でさばいている「1号銅車馬」の模型
これは秦始皇帝陵墓付近で発掘された兵馬俑には実際の車馬の2分の1の比率でできている銅車馬
御者台に立つ御者と長い柄の傘が特徴的です
もう一つ気になったのが後漢張衡が発明した世界最古の地震計「候風地動儀」の復元模型
私には酒がめに似ているように見えます
そして壁に展示されていた、オランダ東インド会社の公式地図製作者、ウィリエム・ヤンスゾーン・ブラウが出版した世界地図帳に載せられたアジア図
図の左右にはアジアの人物が描かれているのと
上部にはマカオを含むいくつかの都市の景色が見てとれます
16世紀の初め頃、マカオはポルトガルに植民地化され交易の要所となったのですが
そんなアジアを交易した船のカットモデルが当時の積み荷などにより交易の様子を伝えていました
博物館内通路などはカラフルなコロニアル風の街並みが復元されています
黄色い壁が印象的な「聖ドミニコ教会」
今の残るヤシの木はもとはこんな感じだったのでしょうか
地下2階「マカオ地区の創世期」をテーマにした展示コーナーでは
ポルトガル人がやってくる前のマカオを紹介
珠江の西の河口と南シナ海の境目に位置するマカオは、もともと、漁民や蛋民と呼ばれた水上居民を中心とする漁業の村だったそうです
貿易港になる前のマカオは単なる田舎の漁村だったんですね
そうそう展示コーナーの中に中国戯曲を題材にした、人形もありました
中国戯曲はマカオのフェリーターミナルでその宣材を見ましたが、やはりここは中国ってことなんですね
いつかそんあ中国戯曲も鑑賞してみたいものです
さて次はここマカオ博物館に立ち寄った理由である
特別展示の「天下承風 周秦漢唐」へ
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