函館市北洋資料館に立ち寄り北洋漁業の歴史について学ぶ

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五稜郭タワーから雪景色の五稜郭を眺めた後は
函館市北洋資料館にも立ち寄り北緯42度以北の千島列島海域やベーリング海、オホーツク海などを漁場とする北洋漁業の歴史について学んできました
まずは入り口でホッキョクグマに迎えられます


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入ってすぐのところに鎮座する大きなトドの剥製
これは北洋漁業の際に網にかかってしまったトドなんだそうです
 

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昔の北方漁業の歩みでは
厳しい北洋の自然と戦いながら生きた、先人たちの業績の紹介
縄文時代の漁撈からアイヌや北方民族の漁撈、江戸時代の和人の漁業への進出などの展示物がありました
当時の漁の対象だったのでしょう、セイウチやアザラシなど海獣の迫力ある剥製も展示されていました
 

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北洋航海に航海体験ができる体験室
これは荒波を行く独航船に実際に乗っているような臨場感を3分間味わえるアトラクションですが
思いのほか揺れて軽く船酔いしてしまいました
 

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カニ工船 「洋光丸」の精巧な模型
 

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内部には船内に備えられた缶詰工場も再現されており
当時獲ったカニはその場で缶詰に加工され保管し、北洋漁業の基地である函館に帰ってきたそうです
ちなみに漁に出ると3ヵ月以上は帰ってこれないらしく、船酔い体質の私には到底無理な仕事です
 

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そんなカニ工船内で造られていた
あけぼのブランドのニチロの缶詰も展示されています
 

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捕鯨船「寳壽丸」のコーナーでは、銛を発射しクジラを捕獲するノルウェー式捕鯨砲が展示されているほか
クジラは余すところがないぐらい食べられるほか、鯨油やヒゲの利用などクジラの全身がどんな商品に利用されているかという展示がなされていました
そういやここ函館では正月の伝統料理として「クジラ汁」が有名でしたが、この北洋漁業あってこその料理だったんですね

こんな感じで北洋漁業が国内需要のみならず、海産物輸出で外貨を獲得するなど、戦前戦後を通じて日本経済を支えた重要な産業であることを学んできました
これだけ展示が豊富だったのに関わらず入館料は大人100円、しかも駐車場2時間無料ってことで五稜郭タワーにも行けるなどお得感満載の資料館でした
 

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このページは、r-ohtaniが2025年2月16日 06:20に書いた記事です。

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