2月上旬の週末1泊2日の日程で函館にやって来たわけは「恵山ごっこまつり」に参戦するため
恵山沖などで水揚げされるで獲れる「ごっこ」(ホテイウオ)をテーマとしたフードイベント
ユーモラスな姿と愛くるしい姿が特徴の、冬が旬の珍魚「ごっこ(ホテイウオ)」
12月から3月にかけてが旬ですが、以前は市場には流通せず、漁師の間でしか食べられていなかったそうですが
それを逆手に取ったイベントがその恵山ごっこまつり
昨年に続いて2回目の参加となります
そんな恵山ごっこまつりは道の駅なとわ・えさん 特設会場を会場として開催
天気に恵まれたこの日、開催前には急遽駆け付けた大泉函館市長のねぎらいの言葉が有り
その後「恵山ごっこまつり実行委員会」の泉義峰会長は恵山地区では先月起きたタンカーの座礁事故で、一部の地域でウニや海藻類などの今シーズンの漁を取りやめる影響が出ていて「ごっこまつり」の開催も一時、危ぶまれていたが、「事故の後、ぎりぎりまで検討を重ね開催を決めました。恵山の魚の魅力を広めたいので、これからも多くの人に食べてほしいと思います」と話していました
恵山ごっこまつりの目玉は、恵山沖などで水揚げされるごっこをふんだんに使った郷土料理「ごっこ汁」
1杯400円で「ごっこ汁」が販売されるとあって、そんなごっこ汁「チケット」の販売には長蛇の列
もっとも我が家も販売開始90分前から列に並び、難なく手に入れました
いよいよ11時となりごっこ汁の提供が始まります
用意された850杯の「ごっこ汁」を浜の母さんたちが素早くよそってくれていました
恵山ごっこまつりで提供されるごっこ汁は味噌ベース
居酒屋などでは醤油ベースで提供されることが多いようです
ごっこを箸で持ち上げてみましたが、コラーゲンたっぷりなプルプルの身からでる出汁は格別で、北海道の冬の郷土料理
いやもとい函館の冬の風物詩と言えるでしょう
ごっこ汁のほか会場では
新鮮魚介類(鮮魚・焼き)の販売も行われていて
砂原漁協ホタテ養殖部会によるホタテの販売や
小ぶりですが身のずっしり詰まったホタテ焼き
えさん漁協 尻岸内青年部による
生ごっこ、生干しごっこ,ツブ,タコ,海藻類 などの販売
ただしごっこは前日から不漁だったようですぐに完売してました
それでも函館では今が旬のウニ
(鹿部漁協などでは夏季はコンブ漁で忙しくこの時期にウニ漁がおこなわれるそうです)
こんな生アワビが、安価(2個500円)で売られていたりします
ウニやアワビも良いですが、今回のお目当てはあくまでごっこ
えさん漁協 古武井青年部で行われている特製焼きそば、鉄板焼き(生干しごっこ・タコ)に並びます
ただ私どもの前で焼かれたごっこはちょうど売れ切れ
焼き方の方から、申し訳ない少し待ちますが大丈夫と聞かれ
まぁ札幌からはるばるこのごっこを食べにやって来たのですから、なんぼでも待ちますよと伝えたところ
待っている間に食べてと少し焼きが入りすぎた隅にあったゴッコ焼きを手渡されたうえ
親方らしき方がそれなら特盛にしてやってと、おもわぬ親切に触れました
ということで、ごっこ汁にごっこ焼きとごっこ三昧
ただ貰いすぎたこともあり
1カップが土産となり
自宅に帰ってからフライパンで焼き直しビールのつまみとなりました
(それでもこのゴッコ柔らかくて美味かった)
翌朝テレビを見ていたらNHKで今回の恵山ごっこまつり2025を紹介
あまりメジャーになって、これ以上来場者が増えるとまた並ぶのに大変ですが
これは恵山をはじめとした地元の海産物を伝えるイベント
まだまだ発展してほしいものです(ただしインバウンドは避けたいですが)
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