ウトロ漁協婦人部で美味しい朝飯を食べた後は
知床五湖フィールドハウスにやってきました
そうこの日は天気も良いことから、知床五湖を散策しようと朝の9時に伺うことに
ちなみに帰りはこの知床五湖園地の駐車場待ちでゲート前には大勢の車が列をなしていました
たしかに知床五湖は年間50万人前後の観光客が訪れる知床観光のメッカ
たしかに伺ったのは連休で混雑期に該当したんですね
いや~早くにやってきて正解でした
知床五湖フィールドハウス地上遊歩道入り口には小熊のはく製が展示され、この付近にはヒグマがたくさんいるよということを暗示させていました
ちなみにクマやオオカミなど、肉食獣の子供を「CUB(カブ)」と英語で表記します
そんなわけでアメリカMBLのシカゴカブスのマスコットキャラクターは熊をモチーフしていたりします
カブと言えば、あの本田技研工業が世に送り出した名車スーパーカブ(一億台もの生産台数を誇ります)を思い起こす人も多いのではないでしょうか
ちなみに私の好きなトネ・コーケン氏の小説「スーパーカブ」の主人公の名は『小熊ちゃん』
きっとここから来ているんでしょうね
知床五湖では夏から秋にかけた植生保護期
地上遊歩道を歩く事が可能
ただし現地で実施するレクチャーを受けねばならいないという事で
立入認定申請の申請書に記入の上、所定の料金(大人250円)を支払い10分ほどのレクチャーを受けます
レクチャーの内容はヒグマに出会わないための手法(これ一番重要)や、もし出会ってしまった場合ヒグマから身を守る方法を叩きこまれたりしました
そう知床は、ヒグマの一大生息地
ここ知床五湖にも毎日のように出没しているようです
まぁ昨日はそんな知床の山を天然の舞茸を探して彷徨っているんですけどね
そんな熊に対するレクチャーを受けたあと、知床五湖の地上遊歩道を散策
地上遊歩道には大ループ(五湖から一湖まで)全周3kmのコースと
二湖と一湖のみを巡る全周1.6kmの2つのコースがあり
当然ながら大ループを散策することとします
遊歩道のほとんどの部分、足元は未舗装ですが
こうした木道もあちこちに整備されていました
実は15年前にも知床五湖を散策していますが、こんなには整備されてはいなかったと思います
こちらは四湖の写真
山に雲がかかっていなければ、湖にかかる知床連山が逆さに写っていただけに残念
次に三湖
三湖には湖沼に繁茂する睡蓮(スイレン)が繁殖していました
こんあ睡蓮を眺めているとクロード・モネの代表作『睡蓮』を思い浮かべてしまいますが・・・これって実は帰化植物(外来種)の一種で、課題のひとつだそうです
三湖(まぁ誰が考えても単なる池なんですが)にはコイらしき魚影を見ることもできました
このあたりの遊歩道は以前来た時と同様
そんな遊歩道脇には、いま旬を迎えているキノコを多く見かけました
きっとこの前日、知床の山でキノコ(天然舞茸)探しをしていたので、きっと私の目がキノコ探しバージョンになっていたのでしょうね
まずみつけたのがこの白い綺麗なキノコ
まるで自ら発光するかのように光り輝いていたキノコの名は「ドクツルタケ」
綺麗なものには毒があるの例え通り
ヨーロッパでは「死の天使」(destroying angel)と呼ばれる猛毒のキノコだったります
続いてまるでエイリアンが生えてきたかのように
白い殻から黄身が割って出てきたように見えるキノコは「セイヨウタマゴタケ」
テングタケ科のキノコですが食用です
しかもかなり美味しい
これは少し大きくなったところ
生食でも行けちゃうキノコだったりします
続いて樹から生えているのは「ニガクリタケ」
名前の通り、生のものは非常に苦いのが特徴
ちなみにこれも毒キノコに分類されます
こちらも樹から生えていた「アイカワタケ」
サルノコシカケの仲間で固いきのこが多いなかこのアイカワタケは若くて柔らかいうちは食用になるそうです
こんな感じでキノコばかり見て歩いてしまいました
キノコ以外にもいま知床でエゾシカの急増により問題となっている
エゾシカ樹皮食害の現状もあちこちで見ることが出来ます
最後にこの高架木道を歩いて知床五湖の散策を終了
高架木道は結構な高さがあるうえ7千ボルトもの電気柵が張り巡らされているので、誰でも安心安全に見学可能なんだとか
しかも高架木道のみの見学ならレクチャーを受けずに無料で見学できます
そんな高架木道からは知床の海が望めましたが
海がこんなに近かったとはおもいにもよりませんでした
こんな感じで知床五湖で、熊におびえつつも地上遊歩道を見て歩きました
最初のレクチャーであまりにヒグマの話しをたくさん聞いたので、逆にヒグマに出会う事を期待しましたが、幸いと言うかヒグマに出会うことは叶いませんでした
まぁかわりに売店ではこんなかわいい熊に出会いましたが
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