夏の徳島と言えば、踊る阿呆に見る阿呆♪・・・・・と何がなくとも「阿波踊り」
400年の歴史を持つ世界屈指の踊りの大会です
4日間開催期間中の踊る阿呆は約10万人
見る阿呆に至っては、約130万人と言われる人出
興奮と狂騒の波で覆い尽くす盛大な阿呆達のお祭りとなっています
暑い暑い阿波徳島の夏の夜
そんな本番の阿波踊りを堪能しようと
徳島市に設置された南内町演舞場の有料演舞席にやってきました
阿波踊りの有料演舞席と言えば、1人20万円の「プレミアム桟敷席」が話題となっていましたが
私どもは単なる3千円のS席のチケットでした
ただ有名連による合同フィナーレである「総踊り」を、昼ではなく夜に見たかったことから
会場を南内町演舞場に定め、第2部である8時20分からの席を予約してありました
最初に登場したのが、阿波踊りの三大主流の連の一つ「娯茶平連」
ちなみに阿波踊りでは踊り子のグループを連と呼びますが
その連は同行の士や、企業、団体等の単位で結成され、一般的に鳴物(三味線。鉦、太鼓、横笛など)とともに構成され30人の少人数からはては500人の大所帯まで様々
そんな大所帯の一つ娯茶平連まずは三味線娘をはじめとするお囃子陣からの登場です
これぞといった感のある 娯茶平連の演舞の一つ
「粋な女法被」
通称「モモ」と呼ばれている女ハッピ踊り
柔らかな団扇さばきが見事でした
続いて有名連のひとつ扇連
絶妙な扇さばきで深紅の扇をまるで生き物のように操る扇踊りは圧巻
ちなみに冒頭の阿波おどり2023のポスターでしなやかに舞う円道聖奈さんもこの扇連の踊り手です
これまた有名連の蜂須賀連の演舞
正調阿波踊りを受け継いできた伝統ある連で
特に女性は桜の花をあしらった艶やかな衣装で優美にしとやかに踊ります
続いて
有名連ですが、自由奔放な さゝ連
しなやかな女踊りと、男踊りの腰を低く落として地を這うように踊り進む「三角」を見せてくれました
続いて美しく爽やかな、ほんま連の演舞「ほんまの女法被」
元気いっぱいで、ぴったり息の合った踊りは圧巻でした
続いてヤマト運輸連
連の単位は同行の士や、企業、団体等
ということで、この連は企業が思い思いのアピールをしながら踊る連の一つです
四国ヤマト運輸が1991年に、士気の鼓舞と知名度の定着のため、ヤマト連として72名が初参加
それ以降、地域密着の取り組みとして参加しているようです
そんなヤマト運輸連、ヤマト運輸のマスコットキャラクター「クロネコ・シロネコ」が先陣を切ってやってきました
最後は変わり種の「れれれの連」
一世風靡した赤塚不二夫のギャグ漫画「天才バカボン」に出てくる
ほうきを持ち「おでかけですか?レレレのレ」という口癖を言うキャラクター「レレレのおじさん」をモチーフとした徳島大学の連
「総おどり」を前に、ほうきをシンボルとして持つれれれの連が、会場の掃き掃除パフォーマンスと共に踊りを行っていました
ということでフィナーレとなる総踊り
各連の提灯が見て取れます
各連の太鼓持ちが両脇を固め
その中を踊りの大行列
総踊りは、圧巻で
いや~これを観に徳島までやってきた、そんな甲斐がありました
ちなみに、この翌日
台風7号が迫る中、阿波踊りは行われました
もしかしてキャンセルになれば予約したチケットが払い戻されるか・・・とも思いましたが残念
そんな様子をyoutubeにアップしてくれた方がいて、見ることが出来ましたが
まさに、『 踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃそんそん! 』の囃子言葉通りとなったようです
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