四国最終日は徳島の繁華街栄町筋にある創業50年の老舗鮨屋「ほら鮨」を訪問
このお寿司屋さん、我が家の奥さんの職場つながりで伺ったのですが
本来予約していたのはこの翌日、けれど翌日は1日帰宅を早めたこともあり行けないと伝えたところ
それなら本日いかがですかの言葉に誘られ伺うことに
1階にはカウンター席が8席ほどあり、そこをあらかじめ用意してくれたようです
カウンター席という事もあり、会話上手な大将と明るい女将さんの接客も心地よく、至福の時間を過ごさせていただきました
ちなみに湯浅店主は東京(もしかしたら大阪だったかも)で江戸前寿司を修行したそうですが
カウンター前に置かれた大きく立派なまな板といかにも切れそうな和包丁がそれを物語っていました
突き出しは「胡麻豆腐」
飲み物はサッポロビールの赤ラベル
いわゆる「赤星」から始めさせていただきます
まず頼んだのは「お造り 盛り合わせ」
天然よこわ、あかがい、たこ、鯛、玉子焼きどれも新鮮そのもの
四国らしくカボスが添えられていました
ちなみに「よこわ」はクロマグロ(本マグロ)の幼魚で、3.0kg~4.0kgの物、徳島県内では人気がありよく食べられるそうです
続いて、徳島の夏の旬といえば「鱧」
徳島では鱧を食べなければ夏が過ごせないと言われるほど夏の風物詩ということで
頼んだのは「はも湯引き」
肝と子(卵巣)が添えられていましたが、これは初めての経験となりました
これは私が頼んだものではなく、上のフロアで宴会してる方々のものですが
どうやらこの「ほら鮨」の名物「鯖の棒寿司」
鯖の棒寿司といえば京都の祇園新地 〇ずうの棒寿司が有名ですが大将の話だと
そんな、い〇うの職人もこの店を訪れるのだとか
もちろんこれはあとで頼ませていただきます
合わせるのは当然日本酒
『眉山(吉本醸造)』
・酸がしっかりしているのでワイン党にも好評。とのこと
『貴吹川(司菊酒造)』
・霊峰剣山に源を発する「穴吹川」源流水と徳島産米で造り上げた特別純米酒。澄やかなる香り、みずみずしき旨み、清々し香味。
『ごっつい辛口 きらい(司菊酒造)』
・"ごっつい辛口"というだけあってキレ味抜群、それでありながら味わいは希薄ではなく、お米の旨みがしっかり感じられます。
と、きっとこれはお酒をおろしている会社で作ったであろう、説明文を読みつつ徳島の銘酒を冷でいただくことに
さて寿司屋に来たのですから、寿司を食べずには帰れません
ということで「お任せ5貫握り」を頼むことに
まずは、白身魚「スズキ」
徳島の寿司のシャリは甘めと聞いていましたが、ここほら鮨のそれは江戸前のそれでした
江戸前寿司の主役といえるのは鮪ですが
ここは「漬けマグロ」
天然モノとしては夏が旬の「車エビ」
「茹で置き」の仕事がなされています
が・・・北海道に住む私としてはなんで海老と言えば生でしょうとも思いましたが
食べてみると、なるどほど冷めても感じられる甘みが良いですね
そして絶品だったのが、ふわふわのふっくらとしたとろけるような穴子
口の中でとろけました
そして「イボダイ(徳島でいうところのボーゼ)
最後に先ほど見た「ざばのバッテラ」で〆
皿以外は全て徳島産ということで、職人技と徳島で豊かさを感じるひと時でした
食事を終え、ほら鮨を出たところちょうど「きずな」による和太鼓の演舞が行われていました
そうこの日は阿波踊りの当日
このあと有料観覧席を抑えてあるので、急いで会場に向かいます
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