「日本書紀」にも登場する日本最古といわれる温泉「道後温泉本館」
歴史を感じる重厚なつくりの建物は趣があり
ジブリアニメ「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルとなったとも言われています
そんな道後温泉本館の湯で入浴するため、朝一で整理券を確保
予約していた昼過ぎに伺い日本最古の温泉を堪能させていただきました
なるほど整理券で入浴する人数を絞っているため、かなりゆったり入浴できました
温泉は特段マニアってわけではありませんが感想としては、抵抗感なくすっと入れるお湯って感じでした
一観客が入る玄関の隣に
~又新殿観覧のご案内~と書かれた看板がありました
ということで予約の上、再度訪問
皇族(昭和天皇、高松宮殿下、常陸宮殿下など、最近では紀子さまがご入浴)が入られた又新殿 (ゆうしんでん)をガイドの解説を交え見学することに
まずは皇室専用浴室の玄関「御正門」
軒唐破風のきからはふ、千鳥破風ちどりはふ、起り破風といった三重の屋根と、そんな各屋根の装飾が目を引きます
手前の障壁画には金箔地に鵤いかるがと鴲しめどりの絵が描かれた部屋が「御居間」
奥の一段高い間が天皇のみ使用することができる部屋「玉座の間」
玉座の間の天井は、槍も通さない桐の三枚重ね
釘隠し金具などの飾り金具などをガイドさんに解説してもらいましたが
すっかり忘れてしまいました
「脱衣の室」
幹事の湯舟である「御湯殿」
湯釜の石材は香川の庵治石
御影石のなかでも、最高クラスのものだそうです
湯の出口には大国主命おおくにぬしのみこと、右は少彦名命すくなひこなのみことの像が彫られいます
最後に「御厠」
皇室専用のトイレでは珍しい、畳敷き漆うるし塗を使用した和式のトイレ
こんなの私なら使えないと思っていましたが、実際に一度も使用されたことがないそうです
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