道後温泉のメイン商店街である、ハイカラ通りそこから曲がったところに
「熟田津の道(にきたつのみち)」がありました
万葉集の額田王が宴で詠んだ「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」という謳にちなむ名前の小道ですが
商店街から少し寄り道し、杉玉を吊った造り酒屋や町家風のカフェを訪ねます
熟田津の道を散策しまず見かけたのが
明治二八年(1895年)創業の老舗酒蔵「水口酒造」
愛媛県産・酒造好適米「しずく媛」「松山三井」を主に使用し西日本最高峰、石鎚山・高縄山系の伏流水で醸す清酒「仁喜多津」が主要銘柄です
暖簾をくぐるとそこには
昔の酒造りの道具や神輿
水口酒造の過去からの製品のラインナップが展示されていました
隣には
直営売店「にきたつ蔵部」があり
古建具を使った店内は趣があり
蔵出しの清酒や酒器がならんでいますが
今回の旅では土産を持って帰ることは厳しいことから断念
かわりに道後の造り酒屋 水口酒造がプロデュースする
CAFE BAR「道後一会」に立ち寄ることに
水口酒造の蔵横に昨年10月末にオープンしたこのお店
店先にニキタツ製氷の看板と製氷された氷が見て取れ涼し気で
ここでかき氷が食べられるようです
店内はなかなか洒落た空間、それにエアコンがガンガン効いて居心地よいです
さてここに来た、お目当てはかき氷ではなく造りたての道後ビール
道後ビールを醸す、蔵出しのタップから注ぐ風呂上がりのビール
『のぼさんビール(ヴァイツェン)』
『道後ビール アメリカンペールエール』
これは旨いに決まっていますね
熟田津の道を謳った絶世の美人であったという額田王に思いを馳せいただくことに
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