いよいよ祇園祭山鉾巡行
晴天での開催となり、青空のもとで山鉾が実に映えます
ただ天気があまり良すぎで、36度の気温の中、山鉾は動き出すこととなりました
祇園祭山鉾巡行を堪能するため京都市役所近くの御池通までやってきましたが
今回はあらかじめ有料観覧席の最前列をとってあり気合充分です
入場とともに記念品として
団扇(これにはセブンイレブンでの飲料引換券
ソルティライチ
」付き)、日本手ぬぐい、冷タオル、冷凍されたアクエリアス、パンフレットをいただきますが
なるほど例年この山鉾巡行は暑い中、行われるんですね
嬉しいことに観覧記念符もいただきました
これは後ほど御朱印帳に納めたいと思います
予定より少し遅れて山鉾がやってきました
トップは無論くじ取らずの「長刀鉾」
長刀鉾には山鉾で唯一の生稚児が乗っていることで有名で
この生稚児、神の使いとされることからその仕事として注連縄切りで神域との結界を開放するのが知られています
残念なことにその様子は見ることが出来ませんでしたが
ちょうど私の見ている前で、稚児舞(太平の舞)によってコースを清め祓う様子を見ることが出来ました
生稚児の仕事も重要ですが、実際に山鉾巡行を見ていて感動したのが
約10トンもある山鉾を動かす車方
赤樫という木でできた「かぶら」という棒状の道具を使って鉾の方向を直すのですが
山鉾はハンドル操作ができずまっすぐしか進めないため、ちょっと方向を変える様な場合はこうした車方が山鉾の脇や下に入り方向制御を行っていますが、その危険な行為に男気を感じずにはいられませんでした
長刀鉾に続いて「山伏山」がやってきました
その名の通り御神体(人形)は山伏の格好をした浄蔵貴所
見送の龍波濤文様の綴錦が見事ですが
もともとは中国の明時代に作られたものだったそうですが
今つけられているものは1999年に復元にされたものなんだそうです
「白楽天山」
町会所で見た道林禅師と白楽天が乗っていました
「芦刈山」
これも胴懸や前懸を装飾していた時に出くわした山なのですぐにわかりました
その時はまだ付けられていなかった、山口華楊画の綴錦見送「鶴図」が見事ですね
これまたくじ取らずの「函谷山」
5番目の登場ですが、たしかに鉾山ばかり続いてもつまらないので
そのあたりも考慮されているかもしれません
前にも書きましたが人気マンガ「キングダム」原泰久著のなかに函谷関の戦いという話がありますが
この函谷がその名の由来の山鉾です
乗っているのは稚児人形「嘉多丸(かたまる)」
前懸に城が見て取れますが
これがなんとフランスの「モン・サン・ミッシェル」なんだそうです
11年前にパリからバスツアーで行ってみてきた「モン・サン・ミッシェル」とは少し違って見えました
「山鉾巡行」の目玉である辻回しに使われたのであろう青竹が山鉾の下の部分に収納されていました
2023年の見送りは「エジプト天空図」と国際色豊かな山鉾です
続いて四条通で見た「郭巨山」
建方は早朝にもかかわらず熱中対策用のファンベストを着ていましたが
さすがに伝統行事、そんなものを着て山鉾巡行はできないようです
見送りは「郭巨漢詩文刺繍」
これまた今朝がた四条通りにあった
「四条笠鉾」
巡行時に総勢16名の子供達による棒振り踊りがあるのですが、この日は残念ながら見れませんでした
まぁ宵山で立ち寄ったさいにちょうどやっていたのでここに貼っておきます
午前6時時点で装飾もなされていない状態だった
「木賊山」
装飾がなされた木賊山
カラフルな仕上がりの牡丹双鳳文様綴錦などの懸装品が見事です
またまた話が長くなってきたので、次に続きます
コメントする