鹿児島4日目も酒蔵見学
この日は霧島方面を目指します
先ずは『かめ壺焼酎 明るい農村』などを醸す霧島町蒸留所
鹿児島神宮の門前蔵を謳っていますが、霧島川沿いの開けた自然溢れる風光明媚な場所にあるこの酒蔵
明治44年(1911年)創業の老舗の蔵です
特に「明るい農村」は焼酎好きならどこぞで聞いたことがあるブランドです
そのうえホームページには「日本一礼儀正しい蔵」を目指すと謳われていましたが
伺った際のスタッフのみなさんの挨拶をはじめ
出迎え、見送りはもちろんのこと、驚愕の接客態度に思わず恐縮してしまい
指導だけではこうはいかないだろうというのが伝わりました
でも、なぜこんな辺鄙なところに蔵があるのか
この日は残念ながら拝めませんでしたが、天気が良ければここからも拝める霊峰・高千穂峰をはじめとする霧島連山
その霧島山系の湧きいずる豊かな伏流水(中軟水)が豊富に噴き出しているからにほかありませんとのことでした
敷地にこれでもかと並ぶ貯蔵用タンク
すべての焼酎がこうしたタンクで熟成されますが
長期貯蔵をすると、まろやかでコクのある、落ち着いた風味の味わい深い焼酎になるそうで
3年以上長期熟成させた、熟成古酒も造られているのだとか
スタッフの丁寧な解説で15分ほど蔵を見学
焼酎の作り方が書かれたイラストには
①米麹づくり:米を蒸し、麹をつけます。
②一次仕込み:米麹を甕壷に移し、水と酵母を加えて発酵させます。
③二次仕込み:蒸した芋を加えさらに発酵させます。
④蒸留:発酵がおわったら、もろみを蒸留機に入れ原酒をしぼりだします。
⑤貯蔵:原酒をかめ壺やタンクで貯蔵します。
⑥和水・瓶詰:霧島山系のおいしい水で和水し、瓶につめてできあがり。
と丁寧な説明書きがありました
蔵の中には入れませんが、持参したデジイチの望遠で
一つ一つ手作りで作られた、色も形も異なる貴重な日本製の「和がめ」54本を撮影
この明治44年の創業から受け継がれてきた和甕を使い、甕仕込みの焼酎造りを続けているのだそうです
蒸留機は「常圧蒸留機」と「減圧蒸留機」の2種類あり
芋焼酎は、主に常圧蒸留機が使われ
・かめ壺焼酎「明るい農村」
・やきいも焼酎「農家の嫁」が蒸留されています
和水した焼酎は、様々な大きさの瓶に自動制御の充填機で充填されます
残念ながら伺った時間が早くボトリングの行程は見ることはかないませんでした
蔵に併設する直売所では
人気銘柄「明るい農村」
芋100品種での仕込みに挑戦中の「百姓百作」
ここでしか買えない霧島町産無添加ブルーベリー酒や古代緑米焼酎などがずらり並んでいますが
ここはかめ壺焼酎「明るい農村」の熟成古酒を土産に購入
それに蔵人のユニフォームとなっていた「明るい農村」と銘が入ったティシャツがカッコよかったのでこいつも購入
蔵を後にしますが、元気良いあいさつでなんだか心が癒された気がします
そうそうスタッフによる蔵の説明もありがというございました
ちなみにこの『明るい農村』
通販以外ではあまり流通してないとも言われていますが
私の新たな赴任先である、滝川の小林酒店でも扱っている焼酎です
滝川に戻ったらまた購入して飲みたいものです
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