鹿児島3日目の晩、『焼鳥元祖丸万』で赤塚不二夫氏が愛したもも焼きを食べた後は
天文館の裏路地にある「分家 無邪気」を目指しましたが
やはり人気店、もともとこの日は満席で予約も取れなかったうえ
店の前には大勢の方が並んでいました
まぁ仕方ありません、ここは気を取り直し別の店へ行くこととします
そういや鹿児島と言えは鰻が有名
他の地域を圧倒するほどの生産量を誇るのがここ鹿児島県です
と言う事で鰻をもとめ天文館のはいから通りというアーケード街にある老舗鰻屋「うなぎの末よし」へ向かいました
まぁ「分家 無邪気」からも歩いて数分の距離だったこともありましたが
こちらも人気店ということもあり、伺った時は満席で数名が椅子に座って待つていました
そうここで並ぶのは店頭にある受付簿に記入して、順番待ちするスタイル
分家 無邪気のような居酒屋とは違い、客の回転が良いようで思いのほか早く店に通されました
(ちなみに写真は閉店間際の帰りに撮影したもので、席に通されたときはほぼ満席でした)
通された席にはなんと漫画家である松本零士氏の書かれたイラストと色紙が掲示されています
そういや松本零士氏といえば、福岡県久留米市生まれの九州男児
きっとこの席で鰻を食べていかれたのでしょうね
イラストは衛星軌道あたりから地球らしき惑星から出発する
新幹線(のぞみ)型の銀河鉄道を見送る哲郎とメーテルの姿が描かれていました
頼んだのはシンプルに
うな丼 竹(2,450円)
他のうなぎの有名店と比べて抜群にコスパがよいのも人気の理由でしょうね
付いてきたのは肝吸いではなく味噌汁
けれどそんなみそ汁の中には肝が入っていました
鰻は最高品質とされる鹿児島の「大隅産鰻」を使用しているそうですが
くしくも今日一日、大隅半島を巡ってきたので
もしかしたらそんな鰻の養殖場付近を走ってきたのかもしれません
秘伝のタレと備長炭で焼き上げた鰻は、脂が乗っておりふわふわの身と相まって絶品でした
そうそううなぎの末よしには、ここ天文館に実際にあった天文施設「明時館(天文館)」についての解説イラストがありました
内容はというと
1763年、小根占出身(現南大隅町)の郷士 磯永孫四郎は、幕府が予測できず宝暦歴にのせなかった日食を予言して、見事に的中させたそうで
薩摩の天文学の水準の高さを幕府に見せつけ、すっかり気をよくした島津重豪は、薩摩に天文、歴作りの施設として、明時館(天文館)を造らせたそうです
1779年明時館(天文館)設立!広さ632坪 ドーム状の建物は、人々を驚かせたそうです
と、天文館って不思議な地名と思っていた私に
こんなところでここ天文館の名の由来を知らしめてくれました
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