JAXA内之浦宇宙空間観測所駐車場の傍にあるJAXA内之浦宇宙空間観測所「宇宙科学資料館 」にも足を運びます
そんな宇宙科学資料館は5階建ての建物で、斜面の狭いところに建てるため、内部が螺旋状の「スキップフロア」構造 最上階の5階から入館して見学しながら徐々に下の階へと降りて行くといった構造でした
駐車場から手前に見える橋を渡り5階の入り口へ
入場は無料、というか自由見学 しかもGWにも関わらず、ここを訪れる人も少ないようで見放題と言った施設でした
まずはエントランスでは受付嬢ならぬH3ロケットの模型が迎えてくれます
次にH-Ⅱロケットの模型が展示
5階建ての資料館は吹き抜け構造になっており その中央部に設置のM-3S・1型ロケット(1/3スケールの模型)
その周りにはスプートニク、第1号科学衛星「しんせい:新星」の模型が吊り展示されています
これは清掃屋としてのグチですが、展示物にほこりも溜まるでしょうし、これって掃除するの大変そう
ホームページをみると2か月に1度清掃のため休館はするようですが
S-210型ロケット 内部の制御装置が判るようカットモデルになっていました
糸川英夫博士が中心となって開発した「ペンシルロケット」から始まった日本の固体ロケット開発は世界最高の水準にありますが
そんな固体ロケットに積まれる推進薬となる固体燃料の燃焼室の形状例示
ロケットの打ち上げが相次ぐあの国の方も見に来ているかもしれません
第11号科学衛星「ぎんが
X線天体の精密観測を目的で打ち上げられましたが 大マゼラン雲における、超新星爆発の観測によって、ガンマ線領域におけるニュートリノ凝縮等が発見され、小柴氏のノーベル賞受賞へととつながっていくという成果もあげています
そういや私、一昨年前にそんな功績を見に
ひだ宇宙科学館「カミオカラボ」を訪ねたことが有りました
第12号科学衛星「あけぼの」(平成元年2月22日打上)
高緯度地方の夜空に起こるオーロラを撮影しオーロラ粒子加速 メカニズム解明が目的なんだそうです
手前が「M-3Aロケットモータ部」
奥にあるのが「KM-Bと衛星」
小惑星探査機はやぶさやその他衛星模型の展示
1/20のスケールのロケット
MT-135からK(カッパ)、L(ラムダ)、M(ミュー)ロケット各種と S-520,S-301 赤と黄色は実物大ベビーロケット模型
手前に糸川博士の代名詞ペンシルロケット
M-4S型ロケット第二段ノズル
焦げているのが見て取れますが、これはミューロケット第2段推力方向制御装置(TVC)の実物です
ミュー1型ロケットと当時の旋回式整備・発射搭の模型 手前のスイッチを押すと、整備搭扉開放からランチャ旋回、角度付け、ロケット発射までの一連のシーケンスを見せてくれました
残念ながらもう片方は故障中でした
科学観測ロケット発射指令管制装置
ミュー台地の発射管制棟(半地下)に備えられていたのを移設したのでしょう 当時の最先端の管制装置なんでしょうが、今見るとかなりアナログな機器でした
最後に内之浦宇宙空間観測所の全景模型
イプシロンロケットやSS520らしきロケットが同時に飛び立つ姿がそこに有りました
こんな感じでJAXA内之浦宇宙空間観測所を一通り見学
次の目的地(JAXA詣)は種子島宇宙センターかな
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