京都3日目となる朝、この日は晴天
京都の街をガイドさんの話を聞きながら歩いて回る「京都ミステリー紀行・幽霊編」なるものに参加予定だっただけにこれは嬉しい
さてその京都ミステリー紀行・幽霊編、平安時代から現代まで、幽霊と人間との関わりが明らかになるという触れ込みのガイドツアーでした
ただ歩いて回るだけのツアーですが、地元ガイドさんならではの話を聞きながら歩くツアーは結構好きなので、こうしたツアーがあるとついつい参加してしまいます
今回も「アソビーユ」さんのサイトから申し込ませていただきました
集合場所は京都駅ってことで、最初にガイドの対象となったのが
京都タワーを背景に平安京のシンボル「羅城門」の1/10の模型
これはメルパルク京都に保管の地下に保管されていたものを地上へ移設し展示されているとのこと
これを見て芥川龍之介の小説「羅生門」をちょっとばかり思い出しました
続いて案内されたのが『電気鉄道事業発祥地』と書かれた石碑
えっ鉄道の発祥って、新橋駅~ 横浜駅が明治5年に走らせたんじゃなかったってけ
とも思いましたが、よく石碑を見るとこれはあくまで電気鉄道事業のお話でした
ガイドさんのお話だと、京都人ってなんでも初めてとか、一番って言葉が大好きなんだそうです
まずは交通安全ご利益があるというサル寺、こと正行院
天文七年(1538年)、円誉上人により創建された、浄土宗捨世派のお寺
サル寺と親しみを持って呼ばれるいわれは、悪事災難が去る(猿)寺と言った意味の他に
猿に「南無阿弥陀仏」を書いたお守りを授け、その陰で猿が災難から救われたという故事から猿寺とも呼ばれているのだそうです
もう一つの交通安全ご利益ですが
その昔、竹田街道に敷いた輪形の石のひとつを掘り起こすとお地蔵さまでした
ここ正行院ではそのお地蔵さまを祀っているため「交通安全の守護神」として広く信仰を集めています
ちなみに輪形の石の中央にある溝は牛馬車が通行摩耗により生じたもの
当時のこのあたりの往来の様子が偲ばれます
そんなわけで「牛車の苦難を助け、安全に目的地へ案内して下さる地蔵様」と言われるようになり、旅人の安全守護のお地蔵様として祀られています
私も旅の安全を願い祈祷してきました
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