5年前に訪れた北イタリアのトリノ自動車博物館「MAUTO」の話ですが
最後を飾るのは「F1」マシンたち
えっトリノ自動車博物館の主といえばフィアットですが、フィアットにF1マシンってあるの?
と思われる方ももしかしたらいられるかもしれませんが
これが「大あり」
F1界では知らぬ人は居ない、F1界の重鎮であるスクーデリア・フェラーリやアルファロメオも、実はフィアット傘下の車メーカー
そんなわけで2006年のトリノオリンピックでは開会式にフェラーが登場したりもしました
まずはそのスクーデリア・フェラーリのF1マシン
『フェラリー 312 T5』
フロントウィングを突き出した、その外観から「醜いアヒルの子」と揶揄されたりもしましたが
312T自体は5シーズンで4度目のコンストラクターズタイトルを獲得するほどの名機でした
この312T5はジルビル・ヌーブが操ったマシンですが、ニキ・ラウダやカルロス・ロイテマンも312Tなどで活躍しました
『フェラーリ F1-2000』
2000年シーズンでミハエル・シューマッハが自身のドライバーズチャンピオンを獲得するとともに、コンストラクターズチャンピオンも決定し、フェラーリにとって21年ぶりのダブルタイトル制覇を成し遂げたマシンです
特にドライバーズチャンピオンをかけた鈴鹿GP
フロントローに並ぶミハエル・シューマッハとミカ・ハッキネンの激戦はピットワークが勝敗を決めたと思えるほど白熱したものでした
『アルファロメオ・179B』 (1981年)
もちろんフィアッ傘下であるフェラーリやアルファロメオ以外のF1も展示
まず私がF1のなかでもひときわカッコ良いと思えるモデルである
『ロータスJPS 98T』
このF1は1986年にドライバーズランキング4位を獲得した、アイルトン・セナが駆ったマシンです
この1986年はルノーのエンジンを搭載していましたが、翌年1987年にセナの希望もありホンダエンジンを搭載
ホンダと縁の深いF1ルーキー・中嶋悟がチームメイトとして参入
メインスポンサーがJohn Player Specialからキャメルに替わり
これが最後のJPSカラーのF1となりました
往年の名車
『メルセデスベンツ W196 R シルバーアロー』(1955年)
こんな感じで貴重な車をしばし見学し
トリノ自動車博物館「MAUTO」の見学を終了しました
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