仙台で過ごすお盆休みでしたが、思いのほか気温が高く外はなるべく歩きたくは有りません
てなわけで水族館見学の後は、やはりエアコンの効いた博物館に逃げ込みました
伺ったのは東北歴史博物館
東北の石器時代から昭和まで学べる博物館です
展示物の中で特に興味を引いたのが
「村におけるワラの神々」コーナー
ワラの神々と言えばナマハゲが有名で秋田県男鹿半島の風習と思っていましたが
東北地方にそうした文化が有り、各地でワラ製の神々を祀る行事が多く伝えられ、大きな神像を作ったり、ワラ製の衣装をまとった、ナマハゲなどの神が村を訪れる行事があるとのことで、このコーナーではそんなワラの神々が展示されていました
ワラ製の神々を用いるまつりは東北地方では村をあげて今でも行われています。
これらの神々は3種類に区分でき、一つめは村境に立てられる道祖神、二つめは害虫を送り出す行事、三つめは疫病を送り出す行事に使われるそうです
このワラ製の神様は村境に立てられる道祖神でしょうか
マンガ「ふしぎの国のバード」の話の中でバートの通訳の伊藤が道中の道陸神を始めてみて驚くシーンが有り
それに似ていると感じました
遮光器土偶も並んでいましたが
真ん中のものは昭和23年に宮城県の北上町泉沢貝塚出土した土偶のレプリカでしょうか
近代国家と民衆のコーナーにあった
昔懐かしい駄菓子屋風店舗
店舗兼住宅の住宅エリアには
そういや昔こんなだったよな~と思えるものばかりでした
電気炊飯器やジューサー
そしてラジオなど昭和を象徴するような家電が並んでいました
撮影不可でしたが、特別展示「欲望の昭和 ~戦後日本と若者たち~」が見どころ満載
ポスターには「時の若者たちは、人並みの豊かさにあこがれ、人並みの豊かさを手に入れた。次の若者たちは、人並みの豊かさの中で育ち、より豊かな暮らしを求めた。」と書かれていましたが
ピンポイントで私自身の歴史を垣間見た気がしました
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