昭和30年代後半生まれである私の少年時代
TVで放送されるSFものは全盛時代ではなかったかと自分自身思っています
というのも特撮物ではウルトラマン、仮面ライダー、人造人間キカイダー、がんばれ!!ロボコン
アニメではマジンガーZや宇宙戦艦ヤマト、サイボーグ009など、絶え間なくやっていた記憶があるからです
特にマンガを買ってまで(当時少年キングで連載されていました)読んだのが、石ノ森章太郎のサイボーグ009でした
ちなみに写真は「石巻市かわまち交流センター かわべい」の前に置かれた
サイボーグ009の主人公 島村ジョーのブロンズ像です
こんな感じでここ石巻市には「いしのまきマンガロード」なるものまであり
萬画家 石ノ森章太郎との繋がりを猛烈にアピールしています
そんな私が仙台に来たらぜひ寄りたいと立ち寄ったのが
宇宙船の形の萬画ワールド「石ノ森萬画館」でした
ちなみに2011年の東日本大震災の際は津波が石ノ森萬画館手前の旧北上川を遡上
萬画館は津波に飲み込まれるかと誰もが思いましたが、奇跡的に建物は無事でした
ということでその後、避難してきた38人の被災者(+子犬1匹)が浸水をまのがれた3階図書室で救助を待つ間、貯蔵された食べ物・飲み物で命をつなぎ、石ノ森ヒーローが活躍する漫画本を読んで過ごしたのだそうです
何だか建物の形を見ても津波をうまく逃した感がありますね
さてその石ノ森萬画館、なぜ石ノ森章太郎の出身地である登米市中田町ではなく石巻市にあるのか
所縁とされるのはこの萬画館が建つ宮城県石巻市中瀬地域にあった映画館「岡田劇場」に石ノ森章太郎が少年時代の1950年代、宮城県の登米市中田町から自転車で2時間ほどかけて映画を見に来ていたそうで
対談でそんな話を聞いた当時の石巻市長であった菅原康平は、「マンガによる町おこし」の協力を石ノ森章太郎に要請
シャッター街となった石巻の中心市街地に賑わいをもどそうと
石ノ森章太郎とゆかりのある「中瀬」にマンガミュージアムを建設する話になっていったのだそうです
てなわけでやって来た石ノ森萬画館で出迎えてくれたのが
1階に展示されている、たて1.7×よこ4.5メートルの紙に描かれた大迫力の石ノ森キャラクターたち
これは北海道出身のイラストレーター「工藤 稜」氏が2018年の「石ノ森章太郎生誕80周年」の際に描かれたもの
ライブペイントとして書いたそうですが制作時間が約5時間というから驚きです
ちなみに、これ欲しいかも
エレベーターも石ノ森氏のイラストでラッピング
正面に見えるの麦藁帽子は少年時代の石森氏?
脇に見えるのは解体前のトキワ荘とお姉さんでしょうか?
サイボーグ009の世界では
まずは主人公である009こと島村ジョー
手前から003ことフランソワーズ・アルヌール
そしてサイボーグ戦士たちにサイボーグ化手術を施したアイザック・ギルモア博士
奥にはベビー籠に入った001イワン・ウイスキー
口から火炎放射している006こと張々湖
007ことグレート・ブリテン
奥には全身が武器という004アルベルト・ハインリヒ
005ジェロニモ・ジュニアの怪力無双ぶり
約10分おきに頭上を飛ぶ002ことジェット・リンクは見逃しましたが
玄関前で飛んでました
岩の上でポーズをとる仮面ライダー1号
昭和の子どもはおろか令和の子どもも、みんな知っているのがこの「仮面ライダー」ですね
「人造人間キカイダーの世界」では
キカイダーの誕生の瞬間が再現
あれっハカイダーが居ないと思いきや郵便ポストになっていました
ちなみにこのハカイダー
日本では悪役ヒーローの先駆けではないかと思っています
大震災後、被災地でのサイン会に参加したり漫画単行本を送ったり復興支援に勤しんだ漫画家・細野不二彦氏の色紙
もちろん「贋作 佐武と市捕物控」ものも有りました
日本のバブル期に書かれたマンガ
「ホテル」に登場するフロントの赤川一平はロボット?そして修理しているのは石ノ森先生と言った展示
ということで私もホテル・プラトン石巻にチェックイン
こんな感じで童心に帰り石ノ森ワールドを楽しんできました
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