京都鉄道博物館といえばやはり
「梅小路蒸気機関車館」時代から継続され蒸気機関車を動態保存している「扇形車庫」
現存する日本最古の鉄筋コンクリート造りの扇形車庫に、動態保存車両8両(営業運転車両3両)を含む蒸気機関車20両を保存・展示しています
まぁこれが有るからこそここに鉄道博物館が出来たのでしょうね
そんな扇形車庫でひときわ目を引いたのが
金色の菊花紋章やデフレクタの鳳凰エンブレムも鮮やかなお召仕様のC51 239号機
戦前から戦後にかけ、1928年11月の昭和天皇の御大礼から1953年5月の千葉県下の植樹祭まで104回の牽引の大役を務めた「お召し列車」を牽引した蒸気機関車
平成から令和の改元に合わせて再整備され、金色の菊花紋章や鳳凰があしらわれました
特徴的なのは車体の左右に取り付けられた金色の柵
定時運行が求められる機関車にトラブルが生じた際も、車庫に戻す必要なく、最寄り駅で車体が点検できるように備えられていたというものも再現されています
ちなみにこのお召仕様のC51 239号機、プラレールにもなっているんだとか
C51に連結されている炭水車は、水槽容量の大きい20m3形
C51 239号の運転室
お召し列車を牽引した機関車に取り付けられていた鳳凰などの装飾品も展示されていました
C62形2号機
日本を代表する旅客用蒸気機関車で、東海道本線の特急つばめを牽引していましたが
その後、1971年までは私の住む北海道の函館本線で急行ニセコを牽引していたのだそうです
この実物が雪の北海道を駆け抜けていたのですね
歴戦の勇士といった感が否めません
『シロクニ』の愛称を持つC62
貴婦人とも
松本先生原作の作品に『銀河鉄道999』と言うものが有り、主人公の乗る999号という宇宙を駆けめぐる列車は、この蒸気機関車C62をモデルとしています
アニメの劇場版「銀河鉄道999」製作時には、梅小路蒸気機関車館にあるC622号機を実際に動かして、蒸気の様子や煙の流れ方、動輪の動きなどを製作スタッフが取材したのだそうです
C62に付けられたCは動輪(シリンダーからの連接棒がつながっている列車を駆動する車輪)の数が3輪ということを指し
C〇〇は3つ、D〇〇4つといった具合で機関車の名がつけられております
ということでD51形1号機
太平洋戦争中に大量(1,115両)に製造された大型の貨物用蒸気機関車で、前述の通り動輪の数は4輪
蒸気機関車の代名詞ともなり「デゴイチ」の愛称で親しまれました
こんな感じでテツの聖地!京都鉄道博物館を2時間ばかり愉しみましたが、次の予定が迫っていたのでこの辺で博物館を後にします
次回は是非ともさいたま市の「鉄道博物館」や名古屋市の「リニア・鉄道館」にも足を運びたいものです
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