御朱印集めと言う名のスタンプラリー奈良編まずは奈良の大仏「東大寺大仏殿(金堂)」

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さて地元札幌での近況も話が尽きてきたので、またGWに行った灘五郷、奈良、京都伏見の話にもどります
と言う事で写真は奈良公園の主である鹿
日本最古の和歌集「万葉集」にも、その記述があるそうで
奈良時代からこの奈良公園で暮らしているそうですが、別段誰かに飼われているわけではなく、実際には所有者は居ないまさに野生動物です
もっとも古くから神の使いとされる鹿は国の天然記念物に指定され保護されていて、捕獲したりすると大変なことになるとのこと
 

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前回までの話は灘五郷の酒蔵見物でしたが、次はそんな神の使いである鹿に会いに奈良へと向かいます
三ノ宮からはスーツケースが重い事もあり乗り換えは嫌なので、一時間に1本しかない貴重な直行便である阪神電鉄で向かうことに
  

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着いた奈良ではレンタカーを借りて神社仏閣巡り
そう奈良は広いんです、しかもコロナ禍のなかでバスでの観光は席を間隔を空けながら座らねばならぬため、市内観光バスは結構な料金だったりもしたことからレンタカーで回ることにしました
そしてタイトル通り、奈良では御朱印集めと言う名のスタンプラリーを開催中で、まず向かったのが奈良公園の東大寺大仏殿(金堂)となりました
さてその東大寺金堂、実は平安時代、鎌倉時代、戦国時代の戦災・火災により、何度も消失していていて、もともとの大仏殿は模型でしか見ることは叶いません
現存する建物のほとんどは江戸時代に規模を縮小して再建されたものです
規模を縮小せざるを得なかったのは、柱や梁などの長特大材の調達は困難で従来の構造は採用できなかったからなのだとか
それでも現存するこの東大寺大仏殿は木造建築物としては世界最大級の大きさを誇ります
ちなみに写真の大仏殿手前の芝はたった今、刈り取られたかのようなメンテナンスの行き届いた芝模様ですが
メンテナンスしている(食べた)のはやはり神の使いである鹿なんでしょうか
 

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ということで入館料を支払い東大寺大仏殿(金堂)へ入館
まずは正面にある本尊である「東大寺盧舎那仏像」を拝むことに
この盧舎那仏、奈良時代の大仏造立時には当時の国民の約半数の延べ260万人が携わり、大仏本体に約500トンもの銅が使われ造られたのだそうです
まさに国家的プロジェクトだったんですね
 

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盧舎那仏の左右の脇を固めるのは
虚空蔵菩薩像(1752年完成)
無限の力で生あるものすべてをすくうという有り難い菩薩
左の脇侍として安置されています
 

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右の脇侍は
如意輪観音菩薩像(1738年完成)
観音菩薩が変身した姿とされるこれまた有難い菩薩様
 

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大仏さまの後ろ側には光背の裏側が見て取れましたが、貫が突き出ていたりするところも見れました
貫は14体ほどついている化仏を支えているのでしょうね
 

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さてこれから回る奈良ではあちこちで四天王の像をこれでもかと見ることになりますが
ここ東大寺大仏殿がその最初となります
西方を護る守護神「広目天像」に
 

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東方を護る多聞天像
ちょっと足りない気もしましたが、2人の四天王が大仏さまを守護していました
 

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大仏殿内部には黄金色に輝く鴟尾(しび)も展示されておりますが、これは本来は瓦葺屋根の両側にあるもの、なぜか大仏殿の中に展示されています
東大寺大仏殿の鴟尾は沓型(くつがた)というのだそうですが、そういわれてみれば「沓(靴)」と言われれば納得したりもします
それにしてもでかい
ちなみに鴟尾とは本来は鳶の尾をかたどったものでなんだそうです
  

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ちなみにその東大寺大仏殿の沓型、私が見てみたいものの一つでした
というのも私の好きなマンガ「ヤマタイカ(星野之宣著)」東遷編のラストのクライマックスで、この東大寺大仏殿の屋上で卑弥呼(神子)と広目の二人による念力(ちから)による一騎打ちのシーンが有り
東大寺大仏殿大棟の両端につけられる沓型を背景に戦うシーが有り記憶に残っていて、一度見てみたかったのですがここで思わずも実現いたしました
 

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大仏殿を出てすぐのところ、大仏殿を正面に向かって右側の台の上にはひときわ異彩を放つ仏像があります
それが、びんずる様「賓頭盧尊者像」
患っている箇所がある人は自分の患部と「びんずる様」の同じ個所を交互に撫でると病気やケガが治るといわれているといった御利益のある仏様です
置かれている場所が悪いのか観光客は誰もこの仏像には立ち寄らないようでした
 

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ということでスタンプラリー奈良編最初の獲物
東大寺大仏殿の御朱印(華厳)を賜り
時間がないこともあり足早に大仏殿を後にします
 

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このページは、r-ohtaniが2022年6月14日 06:06に書いた記事です。

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