奈良での最初の晩餐は創業61年の老舗居酒屋「酒処蔵」
宿泊先の奈良駅からほど近い、ならまち餅飯殿商店街の中にあり、古くは蔵として使われていた建物を改装して造られた創業60余年になる老舗の酒場です
伺った時は満席で中に入れなかったのですが
人気店の上、コロナ渦の関係で席数を大幅に減らしているため少人数しか入店できないとの事
少しばかり外で席が空くのを待ちます
ほどなく中に通されました
店内は昭和の年季の入ったコの字カウンター(これは帰り際に許可を得て撮影したものです)
カウンター席は間隔をあけ8名のみ
ゆったりとした席の配置でした
おしながきを見ると
日本酒は定番に奈良の酒蔵、豊澤酒造の貴仙寿と長龍酒造の長龍
昨日まで回って歩いた灘五郷の菊政宗が並んでいました
そのほかにも壁に貼られた短冊メニューには気になる日本酒がずらり
料理もメニューに載っていない、旬を感じさせるものがずらりと並びます
そして気になったのが「疫病退散」のお札
まさにその通り疫病(新型コロナ)には早く退散してもらいたいものです
酒処蔵の看板料理は何といっても、おでん
人気のおでんはたんまり頼んだうえ
取り皿にも出汁を張って、辛子を付けてくれていました
頼んだのは、ひろうす(がんも)、大根、玉子、ちくわ
関西らしい出汁の旨みを感じるうえ、おでんに味がしっかりしみ込んでますが、それが濃すぎず美味い
合わせる冷酒は千代酒造の「山田錦 純米超辛生酒 篠嶺」
奈良の北村酒造「純米吟醸 善童鬼 無濾過生原酒」
奈良県豊澤酒造の特別純米「儀助」
と地元奈良の日本酒を堪能いたしました
今が旬(ここに伺ったのはGWです)の筍料理「筍たいたん」もオーダー
すじこんは良く煮込まれていて歯で噛む必要がないほど柔らか煮込まれていて、勧められた七味は山椒の香たっぷり
人気メニューのきも焼き(ハーフ)
内容はレバー・砂肝・きんかん
きも焼きといいつつ甘辛に煮込まれ、いい色に照りが入っていました
という事で、満足な老舗居酒屋を堪能
奈良に来たら再訪間違いないお店ができました
ちなみに太田和彦の「ふらり旅いい酒いい肴」にも登場している居酒屋のようです
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