北海道を代表する漫画家、星野之宣がかなり昔に書かれたマンガ『ヤマタイカ』
『月刊コミックトム』(潮出版社)で1986年から5年間連載された漫画です
その物語(東遷編)での旅の終着点がこの伊雑宮でした
物語の根幹となる、卑弥呼天照大神同一人物説
当時は荒唐無稽な説とも思われましたが、今ではこの説に賛同する方がかなり増えてきます
そうりゃそうでしょう、魏志倭人伝では日本の王としてその名の有る「卑弥呼」が
「古事記」「日本書紀」をはじめとした日本の歴史には全く出てこないと言うのは、不自然にですからね
後世の支配者が忌み嫌ったのか、実際のところはわかりませんが
逆に卑弥呼はいまでも日本の裏の最高神「天照大神」に名を変え祀られているのかもしれません
そんなマンガを思い起こしつつ、この伊雑宮を参拝に伺いました
皇大神宮の別宮にして、志摩国一の宮でもある「伊雑宮(いざわのみや)」
先般伺った瀧原宮とともに、古くから「天照大神の遥宮(とおのみや)」と呼ばれています
宿衛屋近くにはえている巾着楠
何かご利益の有りそうな大樹です
神秘さが漂う、玉砂利の参道を歩き奥へ向かいます
まず出くわしたのが忌火屋殿(いみびやでん)
ここは神様に供えする料理を作る場所
そして「祓所」(はらえど)
ここでは祭典の前に神饌と神職を祓い清める場所だそうです
横に伸びた杉の木の奥に見えるのが本殿ですが
手前には式年遷宮のための『古殿地』があります
ちなみに写真はヤマタイカの構図を参考に撮らせていただきました
そしていよいよ、伊雑宮の本殿
いや~マンガ「ヤマタイカ」を読んで以来、30年の年月を経てようやくたどり着きました
何だか考え深いものが有ります
マンガのストーリーを思い起こし、天照大神に変じた日本の影の支配者「卑弥呼」に参拝です
参拝の後は「宿衛屋」に立ち寄り御朱印を賜りましす
御朱印はコロナ感染防止の観点から書き置きと聞いていましたが、この御朱印を賜った際はしっかりと御朱印帳に記載くださいました
感謝感謝です
伊雑宮の駐車場?からは御神田が広がっていましたが、ここで行われる御田植式は日本三大御田植祭として有名なんだそうです
ということで念願だった伊雑宮
ようやく参拝することが出来ました
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