伊勢でお目当てだった「英虞湾のシーカャックツアー」は天候が悪いことから中止となってしまいました
天候も雨ということもあり、代わりにやってきたのは、日本屈指の規模でキャッチフレーズが「飼育種類数 日本一!!」という鳥羽水族館
ここにしか居ないと言うジュゴンや写真のような可愛らしい水生生物(キンセンモドキ)に癒されて来ました
さてその鳥羽水族館
昭和30年に開館した水族館ですが、なんと私営
もともとはミキモト真珠島を訪れる観光客が船で真珠島に渡る際に対岸の丸幸水産(高級魚を扱う海産物問屋)の生け簀が見え、帰りにそれを見学に来たのが開館の契機となったのだとか
入ってすぐに目に飛び込んできたのが、「サンゴ礁水槽」ちょっと小さく感じます
水族館と言うと「超巨大水槽」のイメージが有りますが、この鳥羽水族館は建てられたのが、今から66年前ということもありこういったサイズなのでしょう
中には、水族館の人気者「クマノミ」がちょこまかと泳いでいました
「コブシメ」
奄美諸島以南の熱帯インド~太平洋のサンゴ礁域に生息する大型のイカ
体色を環境により変化させることができ、水槽が白いことから今回みたのはは白っぽい色をしています
食用としてもよく知られていて、何度か美味しくいただきました
さて続いて「古代の海」コーナー
ここには生きている化石ってことで、原始的な魚であり分類上は軟骨魚類に近い硬骨魚類「チョウザメ」が展示されていました
同じコーナーには
約5億年も昔の古生代から中生代にかけて繁栄した頭足類(イカやタコの仲間)の子孫
「オウムガイ」の姿も
鳥羽水族館では世界初のオウムガイ3世誕生などの繁殖の実績もあるのだとか
「伊勢志摩の海・日本の海」のコーナー
その昔、鳥羽や志摩地方で水揚げされたものを伊勢の商人が買い取って江戸や京都に送ったため
「イセエビ」の名が付いたそうですが、日本列島の房総半島以南から台湾までの太平洋沿岸などに生息します
日本では高級食材として珍重されていて、これ全部で幾らと勘ぐってしまうのが情けないところ
「海のギャング」と呼ばれるウツボもこのコーナー
実はイセエビとウツボは共生関係にあります
ウツボはタコが好物、タコはイセエビが好物
イセエビ目当てでやってくるタコをウツボがいただくと言った三角関係が成立していて
この水槽はそうした伊勢・鳥羽の海を再現しているのだそうです
ちなみにイセエビほどの人気は有りませんが、ウツボは実際には美味な魚だったりします
そういや高知で食べたウツボの唐揚げは旨かった
続いて世界最大のカニ
「タカアシガニ」
足の長さまで含めると4メートル近くにもなるのだとか
「伊勢志摩の海・日本の海」のコーナーには
世界で初めて飼育下での繁殖に成功したという
「スナメリ」も元気に泳いでいます
「奇跡の森」のコーナー
フロリダ州やミシシッピー州などに生息するワニの仲間「ミシシッピーワニ」
別名をアメリカアリゲーター
全長は4m近く有るのではないでしょうか、性質は基本的に温和でおとなしいが、まれに人間を襲うこともあるのだそうです
北極海の厳しく寒い地域に生息する
「セイウチ」
体重はなんと650kgもあるそうです
続いて「へんな生きもの研究所」
見た目はとても美しい「シンデレラウミウシ」
これまた色鮮やかな
「モンハナシャコ」
なにげに愛くるしい
「カワテブクロヒトデ」
ジャングルワールドコーナーには
「ピラルクー」
最後は人魚の海コーナー
人魚伝説のモデルになったと言われるジュゴン
広い水槽の中をゆったりと泳ぐのはジュゴンのセレナがいました
こんな感じで1時間余り鳥羽水族館を見て回りましたが
ここを訪れる客の8割が大人という、「資質剛健な水族館」を堪能させていただきました
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