その昔雑誌「アンアン」や「ノンノン」を片手に、一人旅や少人数で旅行する若い女性がアンノン族を名乗り旅をするのが流行りましたが、そんなアンノン族で賑わった街の一つが、元祖小京都として知られる津和野です
私どももそんな津和野にも足を運ぼうと、レンタカーで美しい田園のある山里を眺めつつ向かう事といたしました
「萩・津和野」とよく萩観光とセットとされる津和野
もっとも今回私はそれに出雲を加え、2泊3日で出雲&萩・津和野を巡りますが
萩から津和野まで実際にレンタカーを走らせると1時間余りかかりました
津和野に着いたら、まずは御朱印を賜りに津和野のおいなりさんこと「太鼓谷稲成神社」へ
えっ神社の名前を間違えているんじゃないかって
これにはわけがあって、太鼓谷稲「荷」神社ではなく太鼓谷稲「成」神社と書くのが正しいのだそうです
何故「荷」ではなく「成」なのかというと
『江戸時代、津和野城の倉庫番をしてきた男が、蔵の鍵を無くしてしまい、お殿様から7日以内に見つけられなかったら切腹をするよう言い渡されます。その倉庫番はすがる気持ちで稲荷神社に鍵が見つかるよう毎日お参りをしたところ、7日目に無事鍵が見つかりました。そして、このいきさつを聞いたお殿様が、願いが成就する稲荷様であると仰せられ、成就の「成」の字を当てて「稲成神社」と称するようになったと言われています。』
そうこの神社には「失せ物(紛失物)が見つかると言った、大変なご利益が有るのだそうです
本殿は目にも鮮やかな朱塗りで裏に広がる杜の緑とマッチしていました
おっとその前に太鼓谷稲荷神社駐車場からの景観
山にかこまれた小さな盆地に、津和野川沿いに箱庭のような町並みが広がる津和野の街が見て取れました
御朱印は『四ヶ所参り』(元宮・命婦社・新殿・神殿裏奉拝所)の御朱印を賜りました
御朱印は2面を使って「神徳宏大」とい書かれています
それにこうして見ると太鼓谷稲成神社のしめ縄も出雲大社同様に立派ですね
ちなみにこの太鼓谷稲成神社へは朱塗りの鳥居がまるでトンネルのように続き壮観な千本鳥居を登ってくるのが正道
けれど徒歩で階段となる参道を30分近く登るのは真夏には厳しく
この日は裏から車で登ってきてしまいました
そんな千本鳥居の参道を抜けたところには手水舎が有りますが
ここも稲成神社らしくキツネが迎えてくれます
そうここは日本五大稲荷の一つ
京都の伏見稲荷大社から勧請を受けている正統派稲荷(稲成)神社
拝殿の中にも赤いエプロンをしたキツネが鎮座していました
ここではキツネは神様を守る守護獣であり神様のお使い「神使」なんでしょうね
当然のように拝殿両脇にも狛犬ならぬ狛狐が護っています
その片方の狛狐を見ると巻物をくわえていました
巻物は知恵の象徴でしょうか
もう一つの狛狐は玉?らしきものを踏みつけていました
これは一体どういった意味が有るのでしょうね
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