萩城下町の一角「懐石料理あじろ」で食す甘鯛とヒラメの兜煮

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萩に来たのなら甘鯛を食べようと、昼は萩城下町近くの料亭を予約
伺ったのは萩城下町の一角にある「懐石料理あじろ」
ちなみに漁師言葉で「あじろ」とは、魚が釣れる場所を指すそうで、どうやら美味しい魚料理が食べられるお店のようです
 

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予約していたのですぐにテーブル席に案内されます
 

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テーブル席からは綺麗な壺庭が眺められ
よく見るとそこの庭の池には金魚の姿も見られます
 

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メニューを見ましたが
我が家の奥さんは初志貫徹で「漁獲量日本有数 甘鯛焼き魚御膳」を
私はと言うと店の名がついた「ちょっとした、懐石料理風 あじろ御膳」なるものをいただくことに

ちなみにこの店には総理大臣・小泉純一郎さんが命名したという「一味真御膳」なるものがあり人気なんだそうですが、内容はうに丼、北海道の人間が萩まで来てうにもないだろうとこれはパスいたしました
 

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まず運ばれてきたのが
「本山葵を乗せた胡麻豆腐、胡瓜のなます」
 

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続いて
「剣先いかの足と百合根の梅肉和え」
新鮮な剣先いかが美味しい

このあとお造りが出てきたが、残念ながら写真は有りません
お造りはヒラメとアジ、イカでした
特にヒラメは付けダレにポン酢を試してくれとの仲居さんのお勧めだったことからポン酢でいただくことに
なるほど淡白なヒラメの味にはポン酢が合うことも学びました
 

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「冬瓜のエビ煮込み」
出汁で煮た柔らかい冬瓜に、モロヘイヤの擦り下ろしがかかった一品
職人技を感じる一皿です
 

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冬瓜を割ると出てきたエビはプリップリ
 

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茶碗蒸し
餡かけになっていて、中に甘い百合根が入っていました
 

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お目当ての甘鯛の焼きもの
私もご相伴に預かりましたが
味噌漬けの身と塩焼きの頭双方が楽しめます
 

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で、私が頼んだあじろ御膳のメインは
「ヒラメ」の兜煮
これがまたでかい、頭だけでこのサイズですから
全体ではいかほどの大きさだったのかと思わせます
このヒラメを見て思い出したのが、フランスのタレーラン侯爵の逸話
『タレーランはある時二尾の立派なヒラメを手に入れましたが、二匹も出すといかにも金持ち風情が出てしまいます。そこで彼はそれを宴席で客に出す際に最初の一尾はあえて床に落とさせた、客が落胆しているところを見計らい、もう一尾のほうを出した、それを見た客達は落胆から立ち直って気付いた、これはタレーランの宴会の演出なのだと』

話がそれましたが、そんな大きなヒラメの兜煮は萩焼の大皿にどんと載せられ出てきましたが、これがまた絶品
職人技を感じる一品で、もちろん骨の髄まで食べきりました
 

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汁は赤出汁
これには魚のつみれが入っていて美味しい 
 

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デザートは黒蜜たっぷりのわらび餅の上に、黄粉
 

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こんな感じで懐石料理あじろの主、田中利隆さんの職人技をしばし堪能させてもらいました
 

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このページは、r-ohtaniが2021年12月13日 06:11に書いた記事です。

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