ボランティアガイドと巡る西条酒蔵通り「賀茂鶴酒造」その1

| コメント(0)

ボランティアガイドと巡る西条酒蔵通り
最後を飾るのは、賀茂鶴酒造
歴史ある酒蔵等の酒造関連建築物等自体が国の登録有形文化財に登録されています
まぁ逆にそのおかげ改築などがしづらいんでしょうね
 

ginzurumono103.JPG


赤煉瓦の煙突が2本見え酒造の町西条らしい景観が望めますが
手前が賀茂鶴酒造二号蔵煙突(明治後期)、奥の煙突が賀茂鶴酒造三号蔵煙突(大正前期)
これももちろん登録有形文化財
 

ginzurumono120.JPG
 

酒蔵通りの特徴はなにも煙突だけではありません
西条酒蔵通りの建築物の中で特徴的なのが、黒い地に格子模様が付いているというなまこ壁と呼ばれる壁
白壁の酒蔵によくマッチしていますし
なかでも賀茂鶴酒造のなまこ壁がひときわ際立っています
 

ginzurumono121.JPG
 

そんな酒蔵で布が干されている風景に出逢いました
干されているのは酒を絞る際に使う酒袋でしょうか
その下には仕込みが近いのか、広島産と書かれた国産加工用米(酒造用精米)が出番を待っていました
 

ginzurumono122.JPG
 

続いて屋根ですが、広島県あたりの瓦屋根はほとんど赤茶色なのが特徴
なかなか良い顔をした鬼瓦や他に鳩などの鳥の瓦があり、蔵の前に展示されていました
 

ginzurumono123.JPG
 

賀茂鶴酒造本社事務所 木造二階建の洋館
こちらも登録有形文化財に登録されています
昭和前期に建てられたようですが、建物の外壁は下の板に上の板を重ねていく
いわゆる「下見板張り」
私の住む札幌において重要文化財に指定されている木造建築物(豊平館や北海道大学農学部)にもよく見られる建築手法です
 

ginzurumono124.JPG
 


そんな賀茂鶴酒造本社事務所の隣に、広島藩の本陣跡御門がありました
平成18年に今上天皇が皇太子時代に酒蔵通りを視察された際、この本陣跡御門のそばに記念樹が植樹されたそうです
 

ginzurumono125.JPG
 

この本陣跡御門が有った場所は江戸時代に西国街道の宿場町として栄えた
西条四日市(現在のJR西条駅東側)に御茶屋と呼ばれていたそうです
そんなことが書かれていた掲示板の下には「加茂鶴 見学室直売所・駐車場」の看板が・・・
 

ginzurumono126.JPG
 

ということで次は
移転して新しくなった賀茂鶴 見学室直売所へ


ginzurumono127.JPG

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 7.7.1

この記事について

このページは、r-ohtaniが2021年11月18日 06:04に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ボランティアガイドと巡る西条酒蔵通り「福美人酒造」」です。

次の記事は「ボランティアガイドと巡る西条酒蔵通り「賀茂鶴酒造」その2」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。