日本三大酒処として知られている東広島市西条
JR西条駅前の「西条酒蔵通り」には7つの酒蔵が集まっていますが、これだけ近辺に複数の酒蔵が点在するのは珍しいのだそうです
日本酒好きにはたまらないシュチュエーションですが、しかもそこを訪ずね歩く「西条酒蔵通り巡り」と言う地元や西条酒を愛する親しみあふれる地元のボランティアガイドによる有料のガイドツアーがありました
緑色のジャンバーを着ている方がそのボランティアガイドですが、この日は近畿大学工学部(広島キャンパス)の学生さんの、「酒蔵通りの宝を探せ!」~観光ボランティア体験というプログラムが開催されていました
ということで私もこの東広島市観光協会にボランティアガイドのよる西条酒蔵通りまちあるきを予め予約してありました
勝手に歩き回っても楽しめますが、ガイドブックには明記されていない、地元の方ならではのいろいろな情報がガイドさんを通じて聞き出せるので、こうした街歩きのボランティアガイドは有れば極力予約して参加しているんです
それに普段から歩き回っているので酒蔵のスタッフとも顔見知りなことからスムーズに見学
写真撮影も酒蔵の方に予め了解をもらっていただいたり、1組千円のガイド料はかなりお得でした
白壁やなまこ壁、赤瓦、杉玉と、酒蔵の象徴的な外観
赤煉瓦の煙突に亀齢醸造元と記されていますが、ボランティアガイドとともに最初にお邪魔するのが
甘口の酒が多い広島で、代々飲み口がスッキリとした辛口を貫いている亀齢酒造
何といっても「酒はキレイ」のキャッチコピーをもつ酒蔵です
白壁には家紋「一文字三星紋を丸で囲った紋」が蔵に彫られていますが、先祖が毛利家の家来だったということです、そうここ西条は元々毛利元就の治めた安芸国だったんですね
酒蔵に「水」の文字が書かれているのは、火事に合わないようにというまじないの意味があるのだとか
ガイドさんと歩くとこうした情報が逐次入ってきて楽しい
「鶴は千年、亀は万年」
長命と永遠の繁栄の意をこめて名づけられた「亀齢酒造」
明治元年(1868年)創業
創業当時は「吉田屋」という屋号で、丹精込めて造る酒はもともと「吉田屋の酒」といわれていたそうです
その後、「鶴は千年、亀は万年」で知られる長寿のシンボルにあやかって「亀齢」と命名「長命と繁栄の酒」として知られているのだとか
門手前には仕込水である竜王山の伏流水を汲むことができる井戸が有りますが、看板には「万年亀井戸(まねきいど)」と書かれていました
いつでも誰でも仕込み水を汲んでいっても良いのだそうですが、仕込み中は枯れてしまうこともあるのだとか
敷地内にある酒蔵を改修した直売所兼土産物売場「万年亀舎(まねきや)」が有るので立ち寄ることに
ここには日本酒にまつわるオリジナルグッズが多数並んでいます
その他展示物にはウミガメの剥製や祝い酒用の酒樽
一升瓶用のラベル、酒器なども展示
ついで、ここはガイドさんが顔だったようで、blogで使いたい旨、話した写真撮影もOK
そのうえ北海道からわざわざ来ているのなら折角なので試飲していきなさいと(ガイドさんは、東広島市観光協会からの情報で私が札幌から来ていることを室ています)タンクで熟成している日本酒の中から味ののっている日本酒を何種類か厳選し、ブレンドして作られるのが「吉田屋の酒」を試飲していきました
試飲しながらも、東広島市で毎年開かれている「酒まつり」を参考に、姉妹都市の関係で北広島で行われているイベント「北の酒まつりinきたひろしま」の話題で盛り上がりました
ともとの屋号「吉田屋」を冠した、酒蔵に足を運んだ人しか購入できない蔵元限定酒
「吉田屋の酒」を購入して蔵を後にします
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