マカオ世界遺産「聖ポール天主堂跡」

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マカオの世界遺産と言えば「聖ポール天主堂跡」
まさにマカオのシンボルともいうべきものでマカオ世界遺産の筆頭的な存在です
私の訪れた2019年1月は多くの観光客がこのファサードの前で記念写真を撮っていました
特に階段下から眺める写真のようなファサード(正面の壁)を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか
聖ポール天主堂跡は建物としては火災で被災し壁だけしか残っていないのに関わらずです


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そんな聖ポール天主堂跡はモンテの砦(大砲台)から真下に眺めることが出来ますが
そんなモンテの砦のある丘の上から歩いて伺うことに
 

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17世紀に建てられたポルトガルの教会ですが、1835年に台風により火災が発生、石造りのファサード(建物の正面)のみを残して消失してしまいました
もっともこの一種異様な遺物は、こうして直に見てみると何か詩風堂々とした感じがいたします

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それに加え残された壁には興味深い彫刻がいくつも施されていて、壁だけでも世界遺産としての価値は充分にあります
まずは緑色で囲った部分
「7つの頭を持つ竜を踏みつけるマリア」
怪物は、日本でキリスト教を弾圧した徳川家康だとも言われています
日本との関係が深いと言えば、イエズス会の4人の聖人の一人「フランシスコ・ザビエル」の像も赤で囲った部分に有りました
 

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壁1枚で立っているファサード
そんな今にも倒れそうですが、実は裏から支えてありました
 

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続いてファサード裏側にある天主堂芸術博物館および地下聖堂納骨堂
まずは地下聖堂納骨堂
ここには殉教者やアレッサンドロ・ヴァリニャーノ神父の遺骨が埋葬されています
聖ポール天主堂の建立に貢献しただけではなく、日本に渡り織田信長を訪問、謁見してキリスト教の布教活動した日本にかかわりの強い神父だったりしました
 

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天主堂芸術博物館の宝物室も閲覧
 

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このページは、r-ohtaniが2021年10月22日 05:13に書いた記事です。

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