15世紀以来、海洋大国として世界各地にその覇権を誇っていたポルトガル
日本ではフランシスコ・ザビエルのキリスト教布教とともに「南蛮貿易」としてよく知られています
特にマカオはそんなポルトガル交易を東アジア周辺国で行う際の拠点
「聖パウロの砲台」とも呼ばれていますが、イエズス会修道士によって1617年に着工し、10年の年月をかけ1626年に大変強固な軍事要塞が築かれました
それが今回訪れたマカオ世界遺産「モンテの砦」
マカオに上陸したオランダ軍を、このモンテの砦から放たれた砲弾により撃退したのだそうです
そんなモンテの砦を見ようと聖ドミニコ教会からはかなりきつい坂道を登ってやってきました
外から見るとかなり堅牢そうな砦に見えます
実はここまでの道のり道に迷ってしまいましたが、突き出た大砲をみて、ここが「モンテの砦」だとわかりました
全部で22門の大砲が海をにらんでいますが
敷地内にはかつて、軍部宿舎や井戸、2年間の攻撃にも耐えられる兵器工場や貯蔵庫まで完備していたと言いますから、まさに要塞だったのですね
海抜52mの丘の上ということもあり
マカオ市内は無論、中国の珠海市側まで一望できる絶景スポットでもあります
そんなわけでマカオの歴史を伝える観光地として多くの人で賑わっていました
(2019年1月時点)
金色に輝くグランド・リスボアにまっすぐに向けられた砲台
これが観光客に人気の撮影スポット
大陸の方々は写真が大好き、というかそれ以外にあまり興味もなさそうです
重厚そうな砲塔をよく見ると1860と刻まれています
何か歴史の重みも感じます
ここは聖ポール天主堂跡の隣にあることから
モンテの砦から俯瞰で眺めることが出来ました
ということで、次は聖ポール天主堂跡に伺う事にします
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