プラナカン・ジュエリー・ミュージアム・マラッカで学ぶプラナカンの歴史

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華やかなトライショーが映える「ヒーレン・ストリート」
オランダ語で「紳士」を表すヒーレンが語源で、その昔東西交易の重要な貿易港として栄華を極めたマラッカにあって、成功したプラナカンの豪邸が並ぶ、いわゆる億万長者通りということになります


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この通りにはプラナカン文化を今に伝える「ババニョニャ ヘリテイジ ミュージアム」がありますが、今回の世界遺産マラッカ日帰り観光ツアーで組み込まれていたのは
「プラナカン ジュエリー ミュージアム マラッカ(Straits Chinese Jewellery Museum)」でした
ちなみにババニョニャヘリテージ博物館と違ってこちらは写真撮影が可能でした
 

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入り口の間口から想像できませんでしたが、中はどれだけ奥行きがあるの?と思える日本の京町家風の造りになっていました
まぁこれは京町家と同じ理由で間口の大きさで税金が掛けられていたためなんでしょうね
 

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そんな住宅の中枢となる部屋は先祖崇拝の間
 

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中央の祭壇にはプラナカンの伝統にのっとり女性(ニョニャ)の写真が飾られています
 

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部屋の中央部には吹き抜けになっています
おそらくは縦に長い住宅の中央部に吹き抜けを設けることで光や風が奥まで入り込めるようにしたのでしょうね
これも京町家の「通り庭」を思わせます
 

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なかなか居心地のよさそうな
開放的な空間です
 

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この開放的な空間にダイニングがあるのも頷けます
 

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そうそう中庭にあるこの井戸は今でも使えるそうです
 

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コノミュージアムはアンティークのコレクショ ンが充実
 

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天蓋付きのベッド 


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ただここはミュージアムの名となっているジュエリーがメインのようで
金やルビーでできた装飾品の数々がこれでもかと並んでいます
 

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ちなみに展示されているジュエリーや衣装は全てオーナーが所有する個人のコレクションなんだそうです
いったいどのくらい金が有ったの!と思わせます
貿易などで稼いだのでしょうが、さすがは元華僑といったところでしょうか
 

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執務用の机には
当時はまだ珍しい電話やタイプライターが展示
ついでにこのミュージアムのパンフレットもおかれていました
 

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このページは、r-ohtaniが2021年2月24日 05:55に書いた記事です。

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