高知を代表する名所旧跡のはりまや橋
あの「坊さんかんざし買うを見た」のはりやま橋ですが、かなりしょぼい
札幌市時計台そしてオランダ坂と並ぶ日本三大がっかり名所の一つというのも頷けます
ちょっとここで時間つぶしするつもりでしたが、時間つぶしにはなりそうもないので
はりやま橋から徒歩5分
そこに今回の目的地である黒潮海鮮料理「酔鯨亭」がありました
高知最後の晩飯はここで皿鉢料理を食べながら一杯やろうと「黒潮海鮮料理 酔鯨亭」を予約してありました
店頭のショーケースにあるメニューサンプルは
鰹料理、鯨料理、土佐珍味とほぼ郷土料理が幅を利かせています
なかには「当店のお米は高知県産米を使用しています」とか「高知県鰹マイスターのお店」とかのポップも見られ、明らかに観光客目当てのお店のようです
という事で予約時間前でしたが入店
予約していたこともあり1階の小上がり席に案内されます
まずは生ビールで乾杯
生ビールの銘柄はアサヒとキリンが有るようですが、この日の樽はたまたまキリンビール
岩崎弥太郎(三菱の創始者)の故郷である高知では、やはりキリンビール(三菱ビール)をやりたい事もありこれは嬉しい
さて今回こちらのお店へ訪問した理由というのが
高知の代表的な郷土料理であり高知の宴会には欠かせない『皿鉢料理』ですが
その皿鉢料理、直径40~50cmの有田焼や九谷焼の大皿に、山海の旬の料理を盛り込んだもので、厳格なルールはないのだそうです
小上がりのテーブルには「ミニ皿鉢」6千円のメニューが置かれていますが、あれ確かこのミニ皿鉢前日までの予約が必要だったんじゃ・・・・と思っていたら
よく見ると皿鉢は前日までに注文して下さいとあります
やはりこれだけの料理、頼まれてすぐは難しいでしょうからね
内容はというと
①鰹のタタキ
②鮮魚の刺身
③土佐巻き
(鰹のタタキを芯で巻いた太巻き寿司。
④貝の盛り合わせ
チャンバラ貝・つぶ貝・サザエ。
⑤鯨のサエズリ
鯨の舌の部分。脂肪分が多いため長時間茹がいています。
⑥フルーツトマト
フルーツトマトの始まりは、高知が最初。果肉がぎっしりと詰まった濃厚な味。
⑦鯨の串カツ
⑧鯨の竜田揚げ
⑨(四万十産)青さの天ぷら
⑩ウツボの唐揚げ
そんなミニ皿鉢料理、予約時にしっかりと頼んで有りました
というかこのミニ皿鉢がメニューにあったからこそこの店にしたんですけどね
さて肝心の皿鉢料理ですが、メインは何といっても鰹のタタキ
分厚く切られたカツオのたたきですが、すでに塩がすでにかかっているので薬味のニンニクをたっぷりのせていただきます
刺身はタイ、シマアジでしょうか、これもプロプリして美味い
チャンバラ貝は爪楊枝を使って殻のなかの身を取り出して食べる本格派
鯨のサエズリも脂っこい感じはなく、特製の酢みそで頂きましたが結構あっさりとしていて日本酒によく合います
そして元祖を名乗るフルーツトマトはとんでもなく美味しかった
鯨の串カツはクセのない味わいで、土佐の珍味『ウツボの唐揚』とともにこれは生ビールとともに
おっとここでまったく意味のない動画を貼っておきます
さてここ酔鯨亭を選んだ理由のもう一つが、酔鯨酒造で試飲が出来なかったことから、ここ高知で酔鯨酒造の酒を出す「酔鯨亭」を飲もうというもの
先ほど言った土佐町の酔鯨酒造の本社がここ高知市にあるのですから、きっと何か関係があるのでしょうね
高知を代表する名酒「酔鯨」ですが、酔ってしまう前に純米大吟醸から
純米大吟醸 酔鯨 兵庫県山田錦 精米度合い50%
このお酒「純米大吟醸をより身近に」がコンセプトだそうですが、720mlで2,200円とリーズナブル
これはかなり「獺祭 純米大吟醸」の価格を意識して造られたんでしょうね
「もりきり」でいただきましたが、グラスが大きいうえ
盛りもよく満足
続いて
純米吟醸 吟麗 生酒
キレ良く飲み飽きのしない純米吟醸酒
吟麗と名がついていますが、原料米にはなんと北海道産の「吟風」が使用されているのだとか
最後は純米吟醸 酔鯨 高育54号
高知オリジナルの酒米「吟の夢」で醸す純米吟醸酒
吟の夢育種過程の試験番号「高育酒54号」から命名さてています
酔鯨酒造の日本酒は料理の味を引き立てる「食中酒」として知られていますが
コンセプト通り皿鉢料理を肴にジャンジャンいただきます
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