「ヤシガニ」
カニと名がついていますが、実は陸生のヤドカリのなかまで、比較的に長寿なことで知られ大きいものになると体長は3~40cmほどにもなるのだとか
その名の通り主なエサはヤシの実
器用にヤシの木に登り実を採って食べるそうです
そんなヤシガニ、石垣島など南国の珍味として知られていて
乱獲のため、今では絶滅危惧種に指定されているのだとか
そんな絶滅危惧種となってしまったヤシガニを一目見ようと、宿泊しているヴィラ西表が催行する「ヤシガニナイト星空ツアー」に参加することにしました
9月の連休に伺ったこともあり、こういったヤシガニツアーはたくさん催行されているのに加え、ヤシガニが見に行きやすいポイントは限られているようで
そんなポイントには先客がいたため当初(海岸線に向かう林の中)はヤシガニを見つけることは出来ません、ツアーガイドも一生懸命探しますが見つかりません
ところが浜辺での星空観察の後の帰路、居るは居るは・・・・
どうやら先客に驚き奥に引き込んでいたのが戻ってきたようでした
これでこのツアーの目的は達成でき、ツアーガイドもほっとした様子でした
ヤシガニナイト星空ツアーの名の通り星空観察も致しますが
ここ西表石垣国立公園は日本初の「星空保護区」に認定された世界屈指の美しい星空を体感できる場所
島の90%以上が手つかずのジャングルに覆われているその西表のビーチで満天の星を鑑賞するのもこのツアーの醍醐味でした
今晩は月もなく満天の星空ですが、残念ながら小雨がちらつく天候
ただし流石は「星空保護区」に指定されているだけのことはあり
多少の雲のなんのその、これぞミルキーウェイと思える天の川が望めました
もう一つここ西表は日本で唯一、南十字星を見ることができる場所
スマホアプリの「星座表」で南十字星を探しつつの鑑賞となりましたが、残念ながらこの日は見られませんでした
そんな星空観察をした西表島の砂浜では
天然記念物の「オカヤドカリ」に出会うこともできました
他にも日本最大のムカデ「タイワンオオムカデ」と遭遇
見るだけでぞっとしますが、飼育は容易で飼われている方もいらっしゃるのだとか
そうそう奄美大島でも珍しいカエルを見ましたが
ここ西表でも「サキシマヌマガエル」に出会えることが出来ました
やはり夜行性の動物の多い西表島
ジャングルでのナイトツアーは価値がありました
ちなみに写真には撮れませんでしたが、ヤシガニを探しにちょっと踏み込んだ林の中にはこれまた夜行性の「ハブ」がいたりもしました
こうした遊びにはやはりガイドが不可欠ですね
ヤシガニナイト星空ツアーの後は約30種類の泡盛(古酒含む)を楽しむことができる
琉球泡盛、古酒・飲み放題「ゆんたく」
戻ってきたヴィラ西表本館のその名の通りリビングで行われます
さてその「ゆんたく」
沖縄地方方言で、「おしゃべり」の意味だそうで
南国時間を愉しむべくゆったりおしゃべりして過ごすそんな感じだそうです
ここヴィラ西表で行われるゆんたくは珍しい琉球泡盛や古酒を丁寧で知識豊富なスタッフによる解説付きで堪能させていただきました
そんな琉球泡盛、古酒の肴はおしゃべり
同じ目的を持って訪れた客同士のコミュニケーションの場なのですが、中にはここで出会って結婚したって話もあり、当初は出来すぎた話だろうと話半分に聞いていましたが
私が札幌から来たことを話すと、実は先日そんなカップルの結婚式に参加するため北海道に行ってきたばかりだと話しており、空港などの交通情報の詳細もよくわかっていることから
真実味の強い話のよう?なんてほろ酔い気分で聞かせていただきました
ちなみにこのヴィラ西表
今でも一人で来ている女性が多いようでした
もう一つ聞きたかったのが、Web上に広がっている、ここヴィラ西表の口コミの悪さ
あまりにも多くの人が酷評していることから
私自身も警戒しすぎてしまい、ナイトツアー時に使うだろうヘッドライトやカヌーブーツなど
レンタル料を吹っ掛けられると勘違いして持参したくらいです
ただそんな悪評の口コミの中にはふつう専門家でもなければ突っ込まないような内容もあって
何だか変だな~と思っていたこともあり
酔いに任せて聞いたところ、やはり同業者からのやっかみも多いんだとか(真実はわかりませんが)
まぁそのくらいここヴィラ西表に客が集中しているという事なのかもしれません
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