神話のふるさと探求、まずは日向美々津へ

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さて今回の九州旅行
行き先を決めるにあたり、メインに考えたのが「宮崎の都農ワイナリー訪問」
ゴールデンウイークにも予定していましたが、新型コロナ感染防止のため自粛、リベンジでの訪問となりました

そしてもう一つ九州と言えば立ち寄りたい場所、それが「高千穂」「日向」などの日本神話の故郷ともいえる場所でした
ちなみに昭和30年代生まれの私ですが
何故か小中学校時代に歴史の授業などで日本神話について教えられることはありませんでした
けれど「海彦山彦」「八岐大蛇」「因幡の白兎」「天岩戸」などなどを絵本や図書館で借りてきた本で読み、興味を持って過ごしていたのは今でも覚えています
そして最近の歴史マニアに語られる、「卑弥呼」「天照大神」同一説
そんな歴史の根幹も見て回りたいといった欲求もありました

ということで九州旅行2日目は宮崎県美々津
都農ワイナリーにほど近い「神武東征神話」の故郷となる場所です
この美々津、街自体の景観もよく
明治から大正時代にかけて日向灘に面する港町として栄えたということで
立縫の里には、その時代を偲ばせる白壁や出格子、虫籠窓など京風の趣がある街並みで
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています
 

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そしてその美々津立縫の里の先に立磐神社があり
鳥居と御神木の奥に質素な佇まいの社殿がありました
この神社のご祭神は底筒男命、 中筒男命、 表筒男命、の住吉大神の3神に加え
神武天皇の四柱の神々が祀られる由緒ある神社です
神武天皇が祀られるとあってこの神社を参拝すると「水難除」「海上・交通安全」「武運長久」「勝運」といったなんだか猛々しい効果があるのだとか
そんな効果のある神社ですが、この日の天候は雨、他に参拝客も居ずなんだか寂しい感じもしますが、まずは参拝
 

2020yufuin55.JPG
 

そしてこの立磐神社に立ち寄ったわけは
境内には神話に登場する神武天皇が東征の際、立ち寄り腰掛け指揮をとったたと伝えられる「御腰掛け磐」があったからです
さすが岩そのものが御神体、崇拝の塊であるこの岩に腰掛けるわけにはいきません
写真だけ撮らせていただきました
 

2020yufuin56.JPG
 

続いて伺ったのがその立磐神社正面にある「日本海軍発祥之地碑」
まぁ海軍発祥の地といっても日清・日露戦争や第二次世界大戦中の旧海軍の発祥ではなく
ここ美々津から神武天皇が大水軍を編成して東行の船出をした地ということが起源とのことです
まぁ「水難除」「海上・交通安全」「武運長久」「勝運」といった海軍にはぴったりの効果のある立磐神社がありますので当然といえば当然ですが

旧海軍が関係がないとはいえ、実際には戦時中に皇紀2600年記念事業の一環としてこの碑が建立され、今も碑の脇には自衛隊旗(旭日旗)?が掲げられていました
 

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神武出航伝説のある東征の地、美々津
その地を示しているのは「神武天皇お船出の地」の看板
 

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そして沖合いに見える七ツ礁と一ツ礁と言われる岩礁
この岩礁の間、通称「お船出の瀬戸」を通り東征し、再びこの地に帰ってくることはなかったそうです
そんな風習が今もタブーとして残され、この「お船出の瀬戸」と呼ばれる水路を通って沖合に出る船乗りは居ないのだとか
 

2020yufuin60.JPG
 

こんな感じで神話の故郷「美々津」を探求
次はここから割合近くにある都農ワイナリーを目指します

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この記事について

このページは、r-ohtaniが2020年8月25日 19:59に書いた記事です。

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