昨年のシンガポールGPの話が終ったので、今度は春以降の国内の話題を・・・
今年の冬は雪が少なく、早く咲くのではと思わせたサクラでしたが
その後は寒い春が来て、帳尻はきちんと会う様で多少早い程度での開花となりました
そんな桜の開花がある意味、目安となる春の山菜シーズン
私の住む北海道では、まずは行者ニンニクからはじまります
いつもならキャンプ場で採って、その場で調理するのが楽しみだった行者ニンニク
けれど今年は自粛という事で、キャンプ場は閉鎖、そんなわけには行きません
けれど時期が限られるのも春の山菜
我が家にとっては不要不急の外出にあたります
(ちなみに行者ニンニクに多く含まれる、アリシンには強い殺菌・抗菌作用を期待できるとか)
ということで5月のとある日に単独行にて
家からほど近く、遭難する確率が極めて少ない平地の採取場所
どちらかというと行者ニンニク畑って感じの場所で少しばかり採取させていただきます
雨が降ったりしたことから、30分余りで山菜採りは終了
まだまだ良いものはごくごくわずかですが、我が家でいただくには充分取れました
採ったばかりの行者ニンニクは
自宅に舞い戻り、炭を熾したうえ
採れたての行者ニンニクをトッピングしジンギスカンとしゃれこみます
他にもホルモンと共にいただいたりと、焼き肉料理にはもちろん合いますが
他にも行者ニンニクをニラ代わりに
「行者ニンニク餃子」にしたり
行者ニンニク入り麻婆豆腐にしたりと
行者ニンニクは中華料理のレシピにもぴったり
しかもこれがビールに合わないわけが有りません
そればかりではなく
行者ニンニクはイタリアンにも合います
たとえばパスタの具材として使ったり
ピザにトッピングしたりしていただきました
もちろん日本の食材ですから「行者ニンニクの玉子和え」や「茄子と豚肉の煮浸し行者ニンニク入り」と和食としても申し分ありませんし
スペイン料理の定番
海鮮アヒージョにしたりもしました
もともとアヒージョはスペインではニンニクを意味する事から
これでもかと鍋に入れた行者ニンニクが合わないわけが有りませんね
行者ニンニクは、こんな感じで
どんな国の料理にでも合う、まるで魔法の食材
もうしばらく楽しみたいと
保存用に定番の「行者ニンニクのめんみ漬け」は無論
「鷹の爪入り行者ニンニクのオリーブオイル漬け」「行者ニンニク・ラー油」にしたり
「行者ニンニク・バター」なんてのも作ってみました
ちなみにこれを作るためバターを探して、現在のバター不足の実態を知りました
そう今現在スーパーなどの売り場には、いかにもここに以前有りましたってコーナーがあるのですが、その売り場にいつもバターが置いていない
そのわけは・・・・案の定、テレビの番組の影響のようです
その番組とは『林修の今でしょ講座』という番組の中で
バターには免疫力を上げる栄養素ビタミンAが含まれているとかなんとか・・・
日本人って、この手の話題に大変弱いようで
バナナやら、納豆やら、何度でも歴史は繰り返されるようです
大宅壮一が60年もの前に提唱し今の日本を案じた「一億総白痴化」って言葉を思い起こしました
(えっ前述の行者ニンニクに含まれるアリシンの話に似てるってって?って批判されそうですが)
この「行者ニンニク・バター」が優れもので、パンを焼いて
この行者ニンニク・バターを一塗りするだけでガーリックバターになったりします
極めつけはこれ
オーブンやすり鉢を駆使して作った「行者ニンニク塩」
これはステーキなどに振りかけるだけで、ガーリック味に変身するという
優れものの調味料にもなりました
こんな感じで楽しんだ春の恵
今年は自粛でそんな楽しみかたしか出来ませんでしたが
まぁ例年確実に採れる山菜でもありますし
来年に持ち越しすることにします
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