奄美大島と徳之島に生息し、国指定の特別天然記念物でもあるアマミノクロウサギ
(天然記念物に動物第1号指定(1921年))
現在のウサギ類のうち最も古い系統とみられ「生きた化石」といわれています
さてそのアマミノクロウサギ、日本でよく見かけるウサギのようにぴょんぴょん跳ねることはなく、のっそのっそと歩きます
しかも森の中より道路わきのほうが草が適度に生い茂っているからか、夜には道路わきに出てきて草を食むようです
おかげで年に10羽ほどが交通事故の餌食になってしまうんだとか
そうしたことからアマミノクロウサギが生息するエリアではこんな看板も見ることが出来ました
そんなアマミノクロウサギに一目で会おうと
【鹿児島・奄美・ナイトツアー】天然記念物を見に行こう!クロウサギナイトツアーに参加することとしたしました
そうこうしたものはガイドさんがいるのといないのでは遭遇率が全く違いますし、色々な話が聞けて楽しいですからね
そのうえそのガイドさんも私ども夫婦専属となり、ツアーがスタートしました
ただし残念ながらその日は雨
気温も下がりアマミノクロウサギが見られるか不安でしたが・・・・・
見つけました!
しかも何と私が先に見つけてしまいました
ガイドさんも客に見つけられたのに少し同様もみられましたが
その後、もう一羽はガイドさんが発見
2羽のアマミノクロウサギに出逢えることとなりました
そうそうそのガイドさん、昼も奄美の山に入る仕事ということで
この山にもかなり精通しているようで、アマミノクロウサギだけではなく
この「ケナガネズミ」も見つけてくれ、じっくり観察することが出来ました
ケナガネズミもあきらかにこちらに気づいていて様子を伺っているのがわかります
その様子が何となく愛らしくネズミ界のアイドルというのもうなずけます
よく見ると長く太いしっぽは先の方が白いのも見て取れました
ちなみにこのケナガネズミも国指定の天然記念物で
ウサギよりこちらの方が出逢える確率が少なく、貴重な出会いだったんだとか
ガイドさんのプライド回復と言ったところです
続いて「オットンガエル」
これまた奄美大島だけに住む固有種で鹿児島県の天然記念物に指定されている貴重種です
体長は大きくなると14cmにまで成長し、日本のカエルの中ではかなりの大型
ちなみに名前の「オットン」は奄美の方便で大きいと言う意味なんだとか
最後は貴重な動物ではありませんが
奄美の動物の代表格「ハブ」
これらは某所で捕獲後に収容されているものを見せていただいたのですが
気温が低いわりに激しく動いており、ちょっと怖かった
なかには金ハブと呼ばれる大変おめでたい名前を冠したハブもおりました
そうそう近くにヘビ捕獲棒が置かれていましたが
奄美市など奄美の役所ではハブは一匹3千円で買い取ってくれるんだそうです
ある種小遣い稼ぎにする方もいて、ハブが道路にいたりすると
「あっ3千円落ちてる・・・そんな感覚の方もいるんだとか」
こうしたことでクロウサギナイトツアーは終了
道々ガイドの方に奄美の自然について色々な話を聞きました
アマミノクロウサギが生き延びたわけは
島自体に天敵が少なかったことが大きな要因ですが、それに加え幼児期は授乳が終わると
穴の入り口をふさぎ穴の中に赤ちゃんを埋めるという、最低限の防御で種を保存してきたその歴史を聞き
このアマミノクロウサギ、よくぞ生き延びたな~というのが、私の感想となりました
さてしっかりとこの目でアマミノクロウサギやケナガネズミ等を観た後は
そろそろお腹がすいてきたので予約していた居酒屋木の花に向かいます
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