シカゴ川&ミシガン湖クルーズを楽しんだ後は
サウス・ミシガン・アベニューを歩き
アメリカの三大美術館の1つに数えられる「シカゴ美術館」にやってきました
(ちなみに残り2つの美術館はメトロポリタン美術館それとボストン美術館)
そう我が家は海外、特に欧米の都市ではこうした美術館巡りをするのが、慣例となっています
このシカゴ美術館、フランス印象派やその周辺のヨーロッパ近代絵画が充実しているというのが特徴ですが
ルノワールやモネなどの印象派の画家たちが無名の時代、彼らの面倒を見たのがシカゴの富豪たちだったからです
元々はアメリカではニューヨークにつぐ都市だったこともあり金持ちも大勢いたようです
そんなことが有ることから、いまでもフランスのルーブル美術館やオルセー美術館に匹敵するほどのフランス印象派作品が揃っていて、フランス人はそれをとても悔しがっているだとか
そんな作品を見ようと
入場料$25を支払い美術館に入館
時間的には1時間ほどしかないことから駆け足での美術品鑑賞となります
さてここシカゴ美術館の一番の目玉がこの作品
当然のようにその絵の周りには人が集っていました
その作品が31歳の若さで夭逝した光の点描画家ジョルジュ・スーラの最高傑作
『グランド・ジャット島の日曜日の午後』1884–1886年
寄贈者であるヘレン・バートレットの遺言により、1927年から100年間は門外不出の作品
ということで
2027年までは、ここシカゴ美術館でしか見ることができない貴重な作品なんです
さて冒頭にも書かせていただきましたが
ルノワールやモネなどの印象派の画家たちが無名の時代、彼らの面倒を見たのはシカゴの富豪たちだったそうです
ちなみにルノワールの作品は、すべて一人の富豪によって寄付されたものなんだとか
ピエール・オーギュスト・ルノワール『二人の姉妹(テラスにて)』1881年
この作品に描かれているテラスは、ルノワールがよく通っていたレストラン「ラ・メゾン・フルネーズ」の2階にあるもの。
モデルとなった少女は、のちに有名女優となるジャンヌ・ダルローです
同じくルノアール『ピアノを弾く女性』1876年
これもルノアール
『フェルナンド・サーカス』1879年
最後にもう一枚ルノアール
『縫い物をする若い女』1879年
続いて同じようにシカゴの富豪たちに面倒を見てもらっていた
クロード・モネ
『ウォータールー橋』1900年
クロード・モネ『積みわら-夏の終わり』(1890−1891年)
モネの作品のなかでも最も重要な絵画と言われる作品です
『睡蓮』1900年
ジヴェルニーにある『花の庭』
ポスト印象派を代表するフィンセント・ファン・ゴッホ
そしてポール・ゴーギャンは2か月の間、共同生活をしていたと言われます
そんな2人の作品も展示されていました
まずは教科書で見たかも多いのではないでしょうか
フィンセント・ファン・ゴッホ
『自画像』1887年
ゴッホはパリに移住して以降およそ37点の自画像を書き残したそうですが、これがこのうちの一枚
ゴッホが暮らした家の2階の部屋を描いた『アルルの寝室』1889年
そしてもう一人
ポール・ゴーギャンの
『なぜ怒るのか』
「神の日』1894年
ゴーギャンの作品はここアメリカをはじめたくさん残されていますが
実はゴーギャンの愛した南国タヒチにゴーギャンの作品は一つもありません
タヒチにはゴーギャン博物館なるものが有りますが、是非ともどこかの美術館の貸し出しをしてもらいたいものです
レンブラント『金の首飾りの男』(1631年頃)
画家が王様や貴族のカメラと同等だった時代
一般人を被写体として黄金の鎖などの衣装をつけさせ、モデルとして描いた作品がコレ
次は私の好きな画家のひとり
エドガー・ドガの踊り子シリーズ
『The Danseuse Rose』 1878年
『Ballet Dancer on Stage,』1895年
『green dancer 』1879年
『Yellow Dancers』
『Dancer Adjusting the Strap of Her Bodice』
パブロ・ピカソ
『赤い椅子』1931年
ピカソにはこんな時代もあったようで
新古典主義時代の代表作
『母と子』1921年
最後にポップアートを二点
ロイ・リキテンスタイン「OHHH ALWIGHT」
デモアメリカノポップアートといえばやはりこれ
アンディ・ウォーホルノ『マリリンモンロー』
こんな感じで小中学校時代に見たかもしれない絵画を鑑賞しつつ1時間余り作品をiPhoneで撮影
まぁ全体の2割くらいしか見ていないかと思いますがシカゴ美術館を堪能いたしました
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