メルセデスベンツ・ミュージアムのヴィンテージ・ヒストリックカーたち

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今、ヨーロッパにおいてヒストリックカーの価格が高騰
特にブランド力の高い旧車は時として投資の対象となっていますが
メルセデス・ベンツも例外ではありません
今回のエントリーはそんなメルセデス・ベンツのヴィンテージ・ヒストリックカーのお話し
 

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たとえばこの「300SL ロードスター」
メルセデス・ベンツでは珍しいオープンタイプ
一世風靡のスポーツカーですが
1,858台も生産されたにも関わらず、オークションでは2百万ドルを超えるものもあるんだとか
 

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このヒップラインがとてもセクシーです
 

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続いて300SLのハードトップバージョン
「300SLR ウーレンハウト・クーペ」(1955年式)
なんとこの車、生産台数がわずか2台
一体いくらの価値があるのやら

ちなみに2台しか作られなかったため、当時テスト部門の責任者ルドルフ・ウーレンハウトの社用車として使用されたのだとか
 

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カモメの翼のような形状となる
ガルウィングドアと呼ばれているドアを持つ
「300SL クーペ ガルウイング」(1955年)
 

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日本では俳優の故石原裕次郎氏が所有し
仕事の関係で「石原裕次郎記念館」に展示されているのを何度か見たことが有ります
 
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戦後にリリースされた
「300リムジン」 (1951年)
 

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「300S カブリオレA」(1954年)
 

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続いてショーファードリブン
「600」(1963年)
ロングホイールベース4ドア仕様の「プルマン」
この重量級の車体で最高速は200km/hを出すのだとか
 

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「SLS AMG クーペ 電気自動車」(2012年)
バッテリー駆動で750馬力有るのだそうです
 

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最後はワンオフ
ドイツ帝国皇帝 ヴィルヘルム2世が所有した
「770 Fカブリオレ」(1932年)
もう価値がどうのこうのといった枠を超えた車ですが・・・・
 

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そんな車が隣にもありました
それが
昭和天皇の御料車として使用された
「770 グロッサー」
菊の御紋の前で記念撮影

この車をスーパーチャージャー無しの仕様で日独伊三国同盟時代に7台を輸入
後席内装は宮内省支給の西陣織が使用されていますが
うち2台にはうち2台は、陸軍工兵工廠で防弾装甲ボディに改装
タイヤに至っては内部に鉄板が仕込まれ、パンクしても走行可能な特殊タイヤ(横浜ゴム製)が装着されていたそうです
まぁこの車がそうだとは言えませんが・・・・
これまた価値はつけがたい
いやもとい日本人としては価格などでは評価してほしくない1台ですね
 

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そんな御用車をyoutubeで拾ってきました
 


 

次はいよいよシルバーアロー
レーシングカーです

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この記事について

このページは、r-ohtaniが2019年10月 8日 06:25に書いた記事です。

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