さてメルセデスベンツ・ミュージアム
私の目玉は何と言ってレーシングカー
1890年代からレーシングカーを作っていたメルセデス・ベンツ
代名詞となるシルバーアローで活躍していた1930年代からのレーシングカーがずらりと並ぶ風景はまさに絶景でした
ということでまずは私の好きなラリーカーから
えっメルセデスベンツがラリーに出てたのって、思われる方もいらっしゃると思いますが
出場していただけでなく、これが強かったんです
たとえばこの
「500SLC ラリーカー」(1980年)
このマシンはコートジボワールで開催された
走行距離3315マイルのバンダマラリーで見事に勝利を飾っています
ラリーらしく車体横には
ビョルン・ワルデガルドと
ハンス・ソルセリウス の2名の名が記されていました
280E(W123)のラリーカー「Rallyewagen」Gr.2エントリー
1977年8月〜9月に行われた「ロンドン〜シドニー 3万kmラリー」にてアンドリューコーワンが駆ったマシンです
「230S オフロードスポーツカー」(1939年)
なんとこれもラリー車
ブランデンブルク・ラリーに出場しているのだとか
続いてレトロなレーシングカーたち
私が子供のころ見たアニメ「マッハGOGOGO]の世界がここに有りました
ちなみに私がレーシングカーや車のレースが好きなのもこのアニメの影響が少なからずあったかと思います
「300SL(W194)プロトタイプ」(1952年)
カレラ・パナメリカーナ・メヒコ出場車
続いてドイツ製レーシングカーの代名詞である「シルバー・アロー」の由来となったマシン
「W25」(1934年)
とはいえレース直前に車重が規定の750kgを1kgオーバーしていることが判明、塗装を剥がすという苦肉の策で窮地をしのいだうえ、ニュルブルクリンクにてデビューウィンを飾ったのだとか
塗装をはがしたためアルミ地肌の銀色となったが、それが伝説となり
以後、メルセデスのワークスマシンは銀色のボディカラーを基調とするようになり、ドイツ語で「銀の矢」を意味するシルバー・アローと呼ばれることとなったんだとか
まぁ世の中何が幸いするか分かったものではないですね
「W154 3リッター レーシングカー」(1938年)
まだF1世界選手権が産声も上げていない時代
ヨーロッパ・ドライバーズ選手権で活躍したマシンですが、のちにインディ500にも出走したマシンです
メルセデス・ベンツにF1初の栄冠をもたらし
戦後のグランプリレースを席巻した名車
「300SLR(W196 R) 2.5リッター レーシングカー」(1955年)
ファン・マヌエル・ファンジオが
1954年のF1世界選手権第4戦フランスグランプリで優勝したマシン
翌年も優勝、展示車はその時の改良版です
「 W196 R 2.5リッター レーシングカー」(1955年)
ちなみにこのメルセデスベンツと同型のレーシングカーが6年ほど前、ボナムス・ザウテ・オークションで30億円弱で落札されたそうです
「300SLR ミッレ・ミリア」(1955 年)
1955年のミッレ・ミリアでスターリング・モスの乗ったマシン
ゼッケン「722」と桁数が多く思えますが、これは出走時間が午前7時22分だったからなんだとか
マクラーレン・メルセデス MP4-13 F1レーシングカー(1998年)
1998年と1999年と2年連続でF1ワールドチャンピオンに輝いた
フライング・フィンことミカ・ハッキネンのF1マシンです
車体に貼られた「B」はタイヤメーカーをグッドイヤーからF1参戦2年目のブリヂストンに変更した証ですね
これは外装を外した状態での展示
大胆にバイピングされたマフラーやメルセデスベンツのロゴが誇らしげなエンジン
水平に配置されたコイルスプリングのダブルウィッシュボーンサスペンションも手が届きそうな近さで覗いてきました
「W196R 2.5リッター レーシングカー」(1955年)の外装を外したシャシ丸見えのモデルも展示されていました
そんなメルセデスベンツ・ミュージアムの一部を動画で撮ってみました
最後にミュージアムショップを物色してメルセデスベンツミュージアム探求は終了
次は近くにあるメルセデスベンツ・スタジアムへ
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