メルセデス・ベンツミュージアムのオールドカー達

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さて日本国内の話も尽きたことですし
またゴールデンウィークに伺った、ドイツの話
シュッツガルトのポルシェ・ミュージアムを堪能したあたりに戻します
 

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ポルシェ・ミュージアムを見て歩いた後は再びSバーンに乗りこみ次の目的地へ
最寄り駅のノイヴィルツハウス(ポルシェプラッツ)駅から、向かった先は車窓にベンツマークの工場が並ぶ「ネッカーパーク駅」
 

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そう次の目的地とはメルセデス・ベンツミュージアム
その最寄り駅ネッカーパーク駅
ここで下車したら歩いて10分くらいでミュージアムに着くはずが、道に迷ってしまい20分以上かかってメルセデス・ベンツミュージアムにたどり着くことになってしまいました
ちなみに今回で2回目の訪問で、油断したのが失敗のもとでした

その「メルセデス・ベンツミュージアム」
シルバーアローの名の通り、メルセデスカラーであるシルバーに纏われた背の高いビルは9階建
その総フロアはなんと1万6500平方メートル
ここに車両約160台他1500点以上もの車両を中心とした展示物を展示しているという巨大な博物館がメルセデス・ベンツミュージアムなんです
 

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入場料の10ユーロを支払い入場
エレベーターに乗り9階へ
ここから階を降りつつ展示車を眺める道順となっています
 

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まずは創業当時の車から
「メルセデス・ベンツの歴史は自動車の歴史」といったコンセプトもあってか
今から130年以上前の自動車が並びます
 
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手前に展示されているのが馬車を改造して製作されたダイムラー初の四輪車「ダイムラー・モトールクッツェ」

そしてその奥に展示されているのが「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」
1886年にカール・ベンツが世界最初に内燃機関で走行する自動車として開発した三輪車
世界初の自動車として幅広く認識されています
ちなみにこのベンツ・パテント・モトールヴァーゲン
特許を取って販売を始めたが、売れ行きは振るわなかったのですが
カール・ベンツの妻である「ベルタ・ベンツ」が、夫の発明を世間に認めてほしいと
1888年にこのベンツ・パテント・モトールヴァーゲンに乗車し、104kmもの長距離自動車ドライブを敢行
この人類初の偉業による宣伝によって、世界中の注目を集めることにより販売促進につなげたんだそうです
 

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現存する最古のメルセデス「35PS」(1902年)
 

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続いて
1920~30年代の車のコーナー
 

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宙づりにされた飛行機の奥に見えたのは
スーパーチャージャーである「Kompressor 」の頭文字を付けた
「SSK」
「540K」
「770K」
などオールドカーが、誇らしげに展示されています
ちなみにこうした名車はオークションにかけると、1台が数億円
このフロアだけで一体いくらになるんだろうと、妙な興味も沸いてしまいます
 

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そんなフロアで皆が足を止めるのが
メルセデスベンツのSSK(1929年)と540K(1937年)
工業製品としての完成度の高さは、もはや車というジャンルを超えた芸術品といった感もあります
 

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特にメルセデスベンツSSKはルパン三世の愛車としても知られるモデル
現実的には1928~35年にわずか35台のみ生産されたスーパースポーツカーで
スーパースポーツカーの名のとおり
スーパーチャージャー付7.0リットル直列6気筒エンジンは当時としては驚異的な225馬力を出していたのだとか
 

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さて長くなってしまったので次に続きます

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このページは、r-ohtaniが2019年10月 5日 19:32に書いた記事です。

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