アレイからすこじまからバスで呉駅に舞い戻り
次に向かったのがこの陸上に揚げられた潜水艦が行く手を遮るような施設
海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」でした
開場時間である朝の9時少し前ではありましたが,、てつのくじら館はすでにオープンしておりました
1階ロビーのカウンターで海上自衛隊の職員なんだろうな~と思える方に受付し、パンフレットをもらって入場いたしますが、なんとこの資料館の入館料は無料なんだとか
何だか得した気分でした
2階にあがりまず出迎えてくれたのが、この機雷
1991年、自衛隊にとって初の海外実任務となったペルシャ湾の機雷の掃討を行った、さいに持ち帰った LUGM-145機雷
もっとも勝手に持って帰ったわっけではないと思いますが・・・
ところでその「掃海」
海上自衛隊の掃海能力は世界のトップクラスと言われています
きっかけは戦中、アメリカ軍が「飢餓作戦」の名のもとに近海にばら撒かれた
機雷の処置、あのアメリカがこの機雷の処置のため海軍を解体させずに掃海に当たらせたのがきっかけでした
お陰で対機雷の掃海能力は世界一へ
そのうえ掃海艇の数は世界一
そうした掃海艇はペルシャ湾の機雷の掃討においては、アメリカ軍やイギリス軍、の嫌がった海底に潜む磁気機雷を担当、全て撤去したとの事でした
そんな活躍を伝えるのが2階の掃海艇のフロアは掃海艇甲板を再現していました
機雷を銃撃して破壊する機関銃も見て取れますが
こうした遠隔操作の海中ロボットや
アザラシ顔の機雷処分具のフロートも見て取れます
これは掃海時に使用する音響掃海具というものを、この浮きに吊り下げて使用するのだそうです
鑑載対潜無人ヘリコプターDUSHも展示されていました
続いて「潜水艦の活躍」の館内生活のコーナー
海軍カレーで有名な潜水艦での食事ですが、
食堂のイスには潜水艦内の狭いスペースを生かすため
ジャガイモや玉ねぎの収納場所になっていました
実際に艦内で使われていた潜望鏡で館長気分を味わったり
就寝用のベットも実際に試せるので寝てみました
トイレやシャワーは節水を呼び掛けています
続いて現役だった潜水艦「あきしお」の現物を見学
1986年に就役し、2004年に除籍
全長76.2m×幅9.9m×深さ10.2m 乗員:約75名を載せるあきしお
スクリュープロペラは最高軍事機密に属するので、それは取り外され、別のスクリューが取り付けられていました
狭い館内の発令所では自衛隊OBでこの船に乗船していたボランティアガイドさんのガイドで見学
こうした潜望鏡がNIKON製で数千万することや
(ちなみにNIKONはこの潜水艦を造った三菱重工のグループ企業と言うことは知らなかったようです)
魚雷室をその発令室からガラス越しに眺めた様子や
おそらくはこの船で一番重要なソナー室も遠慮なく見せてくれます
きっと現行の潜水艦はこの船から見たら遥かに進歩しているんでしょうね
朝一の入館だったので観覧客もほとんどなく
ちょっと動画に収めてみました
それがコレ
一通り見た後
ミュージアムショップに立ち寄りますが、あとが詰まっていますので
ここは素通り
そうそうゆったり動画を取っている最中
我が家の奥さんがこの潜水艦「あきしお」の陸揚げの説明写真を見ていたそうですが
私は見損ねてしまいました
けれど後で見つけた動画がこれです
さて海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」を速足で巡りましたが
次はいよいよ夢焦がれていた「大和ミュージアム」へ向かうこととします
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