厳島神社を拝観したさい、社殿の合間より塔の岡に聳える多重の塔が望めました
それが豊臣秀吉が建立を命じた「千畳閣」の脇に聳える「五重塔」
これらはのちに豊臣秀吉公と加藤清正公を祀られ豊国神社となっています
建立は1587年と言いますから室町時代に建てられたんですね
もちろんこれらは重要文化財
まずは千畳閣へ
入館料100円を支払い、靴を脱いで入閣します
内部の梁には経典が奉納されていますが
その中にここに祀られている加藤清正が虎を退治している絵も有りました
それにしても千畳閣内部はかなりの広さ
千畳閣とは得意ったものですね
その名の通り千畳程の広さがある事から千畳閣と言われています
(実際は畳857枚の広さなんだそうですが)
千畳閣の見どころの一つが、殿舎の中に幾つかお祀りされている「特大しゃもじ」
宮島土産の筆頭が「しゃもじ」ですが、しゃもじはご飯をすくうために使われることから
「飯とる」という意味で「敵を召し取る」と掛けて縁起を担いだ
時の権力者、豊臣秀吉が好みそうな話ですね
そんな千畳閣ですが、秀吉の急死によって工事が中止されてしまいます
その影響で御神座の上以外は外壁はおろか天井が張られていない吹き曝しの状態
おかげで屋根の裏側が目視できる状態
当時の建築のさまが見て取れました
風通しの良い長い回廊からは、真っ黄色に紅葉したイチョウの木の奥に海に浮かぶ厳島神社が見て取れました
そうこの回廊から嚴島神社まで階段でつなぐ計画があったようです
怖いもの見たさで、仕上げてもらいたかった気もしますが
厳島神社はやはり聖域、土足で踏み入れる感もありますので
頓挫してよかったのかもしれません
脇に聳える五重塔も重要文化財です
ただこれ以上滞在する時間もなく
人混みで歩くにも苦労する表参道商店街を避け、町屋通りを抜け宮島桟橋へ
そこからはフェリーで宮島口にもどり
予約した穴子飯を受け取りに行くことに
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