世界文化遺産_弥山でのトレッキング

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早朝ホテルを発ってアストラムラインとJR山陽本線を使い宮島口駅へ
そこからは朝7時5分の宮島フェリーに乗り宮島桟橋へ向かいます
ちょうど夜が明け朝焼けが迎えてくれました、今日は何だかよい景色に出会えそうです
 

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桟橋から少し歩いたところに「紅葉谷公園」があります
約700本のモミジやカエデががある紅葉の名所
だ残念ながら7月の西日本を襲った豪雨に加え、私が訪れる数日前に風が強い日があり、紅葉の大部分が落ちた後でした
そうです紅葉は桜のように見るものではなく狩るもの
獲物を追う「狩猟」のように「紅葉狩り」と言われているその文言に日本語の意味深さを感じます
 

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ここから弥山山頂へ登山するために宮島ロープウェイに乗ります
往復で大人1,800円を払いロープウェイに乗り込みます
 

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ちなみに営業開始の8時に乗るはずが、故障で部品交換に30分ほどかかり始発便は遅延
分刻みのスケジュールには大変厳しい遅延でした
ただし絶好のロープウェイ日和、これ以上ない風景を見せてくれました
 

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途中榧谷駅で乗り換え
ロープウェイの終着駅「獅子岩駅」へ
そこからは徒歩30〜40分で登れる弥山登山となります
毒蛇に注意しつつ昇ることに
 

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しかもここ弥山は厳島神社などと一緒に世界遺産に認定されています
806年に空海(弘法大師)が弥山を開山し、真言密教の修験道場となったと伝えられる
まさに聖地のトレッキングとなります 
 

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時折見せる瀬戸内の景色を見つつ
長年かけ作って来ただろう石畳・石の階段を昇りつつ頂上を目指します
 

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痩躯している間に唐から帰国した弘法大師が10日間の修行を行った
観光名所「弥山本道」へ
ここで行程の2/3を踏破、残るは1/3ということで頂上は間近
 

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弥山本道の向かいには「消えずの霊火堂」
 

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806年に弘法大師が修行を行ったときの霊火が1200年たった今でもここで燃え続け今でも見ることが出来ます
ちなみに「平和記念公園」の「平和の灯」もここが元火なんだそうです
 

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その後すぐに「三鬼堂」へ
平清盛がこの三鬼堂を「厳島神社の奥宮」と定めていましたが、なるほど清盛がここにその時代最高峰の神社を築いたのはこの弥山があってこそと言うことに気づかされました

時代は巡りのちの初代内閣総理大臣、伊藤博文もこの三鬼堂の祀る三鬼神に対して厚い信仰を寄せていたようです 
 

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続いて「大日堂」
ここは厳島神社の神護寺としての勢力を持ち、明治以前は正月七日間、全島の僧が登山して国家の降昌を祈願しと言われる道場なんです
 

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巨大な岩のトンネル、通称「くぐり岩」
で岩を持ち上げるパフォーマンス
ちなみに岩は地震のたびに低くなり、近い将来くぐれなくなる日も来るかもしれないのだとか
 

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そして干満岩へ
この岩の水は潮の満ち干きにあわせて、穴の中の水位が変わるという本当に不思議な岩で弥山奇岩七不思議のひとつに数えられています
 

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そうこうしている地に弥山山頂(約535 m) 
 

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『宮島の真価は弥山の頂上からの眺めにあり!』と伊藤博文が感嘆した山頂で瀬戸内海の景色を存分に楽しんでから山を下りることに
海にある島々には牡蠣の筏らしきものも見て取れました
 

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このあと朝飯に牡蠣を食べに伺う予定もあり
さっさと山を下り紅葉谷駅からは、無料送迎バスを利用
厳島神社の参道へ

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このページは、r-ohtaniが2018年11月29日 21:37に書いた記事です。

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