毎年の恒例行事となっている知床での鮭釣り
天然の舞茸はだめでしたが、こちらは何とか獲物をと思い斜里の砂浜にやってきました
午前3時半に起床、まだ真っ暗な中に砂浜に到着
薄日が差してくる午前5時半、5本の竿をセットします
ちなみに鮭釣りは最近「浮きルアー」なるものが流行っていているようですが
港などの狭いスペースの中、周りを気にしつつ釣る浮きルアーより
こうした広い浜でのぶっこみ釣りが断然好みです
この釣りはある程度の広いスペースが必要ですが、大きな海原をぼんやり眺めつつあたりを待つこの釣りは、ある程度魚影が見える釣りとは違い何もなさそうなところからグイっと大きなあたりがあることに惹かれています
鮭もブナの入ったものではなく、いかにも銀鮭が釣れるのも魅力の一つです
さてそのぶっこみ釣り
斜里で釣る際の一番の障害が、目の前のオホーツク海を覆いつくすような「定置網」
この定置網があるときはなかなか釣れないとのことですが
その定置網がこの日は張られていなかったんです
先週の台風の影響なら漁業者には申し訳ないのですが、ラッキーでした
ということで気合を入れアタリを待ちます
待ちます・・・・・・・・と、一向にアタリが来ません
海を見ていてもいつもは人を小ばかにするように跳ねている鮭の姿もありません
ということで舞茸に続いて鮭も坊主
今回の斜里行は残念ながら獲物なし不発に終わってしまいました
あとで聞いたところ斜里の海岸線には鮭が遡上していなく、定置網も出ていない状況だったんだとか
なるほど台風の影響ではなく、単に鮭がいないから定置網を出していなかったんですね
気を取り直して冷めた体を温めに温泉へ行くことにしました
向かったのはもちろん「越川温泉」
待合所には依然、ここに住んでいた方はいなくなったようで
待合所も元の姿になっています
協力金の200円をこのドラム缶に入れ入浴させていただきます
ちなみにこのドラム管
以前、缶ごと盗まれたことがあるのだとか
この協力金でこの温泉を維持しているというのにひどいことをする方がいるんですね
さてこの温泉はナトリウム泉
入浴後もしばらくは体がポカポカします
それに傷によく効くようで
小さな傷などはこの温泉に入ると治りが早いんです
温泉に入った後、向かったのは
「そば処 らいうん」
いつも言っている「秀峰庵」の開店は月・水・金曜日の週3日なので今回は日程上うかがえませんでした
替わりにこちらの「らいうん」は火・木・土日曜日と完全に補完しあっているんです
11時半開店とは聞いていましたが、その時間には満席
外で少しばかり待って店内に案内されました
厨房の奥ではご主人が盛んにそばを茹でています
まぁかなり繁盛しているご様子でした
頼んだのはいつもの「斜里岳もり」
天気が良ければ目の前で一望できる名峰「斜里岳」の名のついたメニューです
ついでに依然食べておいしかった「辛味大根」
メニューにはありませんがネギなどの薬味に変えて出してもらうこととしました
そうこの辛味大根が本当に辛く
ここのおそばによく合うんです
出てきた「斜里岳」もり1,400円
普通のもりの約3人前はあるそうです
ここは、もちろん手打ちなのですが量的にも限られるためか限定商品となっており
私の次に頼んだお客が最後となっていました
そばはここ雷雲の名水
斜里岳の伏流水で打ちます
10年くらいこのお店に通っていますが、最初のころは結構太い田舎麺といった感じでしたが。、いまでは細く揃った立派な蕎麦屋の麺
そばは明らかにこの10年余りで美味しくなりました
今回もおなかいっぱい、晩飯がいらなくなるくらいおそばをいただきます
我が家の奥さんは
「ぶっかけふう みぞれ」
こちらも辛味大根がみぞれに入れられていて美味しそうですした
さて今回の斜里行はこれで終了
女満別空港で次回のリベンジを誓い、知床を後にします
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