アルファロメオ歴史博物館
「Speed(スピード)」のフロアはまだまだ続きます
まずはスカリオーネの傑作
『33ストラダーレ(4灯バージョン)』
もとはGr.6レーシングカーTipo33/2に美しいアルミボディーを架装したロードバージョン
V8 1995cc DOHCエンジンをミッドシップに搭載していますが、270hpから230hpにディチューン
それでも最高速は260km/hといった
とても50年前に作られた車には思えないスペックに仕上がっています
ちなみにこの車はわずか18台生産されたうちの1台
オークションに出されたら、いったいいくらくらいするんでしょう
そんな33ストラダーレ(市販車の意)の他に
「33/2デイトナ」「33/3」「33SC12」「33TT12」などのレーシングカーも展示されていました
まずはGp6(3リッタースポーツカーチャンピオンシップ)用に3リッターV8ユニットを搭載した
『ティーポ33/3』
1977年のモンツァ500Kmで走った
『ティーポ33SC12Turbo』
このモンツァ では元F1ドライバー「ヴィットリオ・ブランビッラ」が同じモデルのターボなし『ティーポ33SC12』を駈り優勝しています
ティーポ33TT12もともに並べられています
これは1972年に世界スポーツカー選手権のコンストラクターズ・タイトルを獲得したモデルです
こんな位置からの撮影もOK
いや~遥々やってきて良かった!と思える瞬間です
カルロ・キティ博士が設計
500ps(後期の520ps版かも)を発揮する水平対向12気筒3リッターエンジン
いや~美しいですね
全身アルミボディで覆われた『ジュリア スプリント GTA』
これはコルサ(レースのベースモデル)のようです
4灯のジュリア スプリント GTAは珍しいですね
今もなお日本での高い人気のモデルであるGTA「段付」も展示されていますが
ボンネットにある「蛇のデカール」がアルファロメオを主張しています
アルファロメオはDTM(ドイツツーリングカー選手権)にも参戦
1993年には全20戦中12勝を挙げるなどの圧勝
写真は国際ツーリングカー選手権(ITS)に参戦した
『155 V6 TI』
アルファロメオは1951年より、F1から遠ざかっていましたが
1976年、F1チームブラバムに水平対向12気筒エンジンを供給して本格的にF1に復帰
そして2年後の1978年には前年のワールドチャンピオン、ニキ・ラウダを擁して優勝してしまいます
こうしてレースに出るといつの間にか優勝してしまうほど精度を高められるのは
まるでどこかの国のメーカーとよく似ています
写真は『アルファロメオ・179F』
右の写真はマルボロカラーなのでマクラーレンと間違われそうですが、実はアルファ
アルファロメオは完全なカーボン繊維のモノコックボディを自社開発したF1マシンでグランプリ復帰を果たしました
このフロアにはこのF1マシン
2台が仲良く並べられていました
ちなみにアルファロメオの名が近いうちにF1に戻ってくるかもしれない
なんて噂が流れています
フェラーリとのコラボレーションなんて夢のある話なので是非とも実現してもらいたいものです
こうして宝物庫のようなアルファロメオ歴史博物館を堪能
と・・・ここでスタッフに呼ばれて
別のフロアへ向かいます
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