生粋のイタリア人にとって本当に愛すべき車といえば「アルファロメオ」
そいや前述の話にあったようにゴットファーザーの愛車として映画に登場したのもアルファロメオ6C2500フレッシア・ドロでした
パトカーもアルファロメオが採用されることが多いようですし
イタリア人にとってアルファロメオは特別な車のようです
さてそんな車がいっぱいの
アルファロメオ歴史博物館「Beauty(美しさ)」のフロア後半は
まずは『ジュリア・スプリント・スペシャル・バートン・プロトタイプ 1965年製』
まるでいすゞの117クーペと思わせるデザインですね
これは量産にはならなかったようです
『2000 Spartiva 1954』
直列4気筒のDOHCエンジン(138PS/6500rpm)をフロントミッドシップにレイアウト
アルミニウム合金でできた筒状のスペースフレームシャーシの軽さと相まって
時速220kmに到達した2ドアFRクーペ
63年前のモデルとはとても思えませんね
1968年のパリ・モーターショーに出展された
『カラボ』
カブトムシの名がつけられたその車は甲虫色にペイントされていました
カロッツェリアはベルトーネ
ドアはシザースドア(ガルウイング)となっているそうですが、ドアが開いた姿を見たかったですね
ガルウイングといえばもう一台
『イグアナ』
1969年のトリノショーで展示されたモデル
これまた量産化はされていません
ミッドシップにマウントされた2ℓ V8(230ps/8800rpm)は最高時速260km/hに達するのだとか
『ティーポ33/2ストラダーレ 1969年製』
ピニンファリーナデザインの2シータークーペですがデザインだけではなく
エンジンはイグアナ同様 2ℓV型8気筒(230ps/8,800rpm)レブリミットは何と10,000rpm
トランスミッションはValerio Colotti製の6段を搭載しこれまた最高速度は260km/h
1969年代のモデルとしては最強なんじゃないかと
さてフロアを下りていくとそこには
「エンスー」唾涎ものの車がずらり
まずは『初代 ジュリア スプリント GTA 1965年製』
ついにGTAに出逢えました
ボディはベルトーネの手に拠るデザインしかもなんとアルミニューム製
ちなみにGTAの「A」はイタリア語の軽量化を意味するAlleggeritaの頭文字なんです
ウェバー45DCOE型ツインキャブレター付き1.6ℓDOHCエンジン、5速ミッション、4輪ディスクブレーキを標準装備しているにもかかわらず
比較的安く価格設定されたためこの高性能セダンは登場とともに爆発的な人気をはくしたようです
レースにおいても4年連続でヨーロッパツーリングカー選手権のチャンピオンとなった名車です
『ジュリエッタ SZ コーダ・トロンカ1957年製』
ザガートの手によるアルミボディーの架装が施されたコンペティションカー
『ジュリエッタ スプリント スペシャル 1957年製』
1954年のトリノショーに出品されたジュリエッタ・スプリント
あまりにの反響に量産されたモデル
それもそのはずベルトーネ、スカリオーネ、ジユジアーロとイタリアを代表する3人のデザイナーが関わったという
レースにも出場、ミッレミリアでも活躍しクラス優勝は無論、総合でも11位となった
「小さなアルファロメオ」を意味する
『アルフェッタ 1972年製』
ジュリアの後継となります
『ジュリエッタ TI 1957年製』
TIはツインカムであるDOHCエンジンを意味し
そのコンパクトなボディと相まってツーリングカーレース
ラリーなどに出場したモデルです
1996年のパリ・モーターショーに出展した
『ヌヴォラ・コンセプ』
デザインはワルター・ダ・シルヴァ
イタリア語で「雲」を意味する名がつけられたそうです
『6C 2300 B Mille Miglia 1938年製』
直列6気筒の2300ccエンジンを搭載した
ミッレミリアレース用に製作されたクルマ
自動車の最高傑作
美しき女王の名が冠せられた
『6C 2500 Super Sport Villa d'Este 1950年製』
アルファロメオ最後のハンドメイドモデル
その後のアルファの特徴となった
盾形ラジエーターグリルはこの車から始まったものだそうです
『8C2900Bルンゴ 1938年製』
8Cをベースにツーリングが架装したモデルです
ちなみにルンゴは長いというイタリア語
逆に短いがコルトなんだそうで、どちらのモデルもあるようです
まだまだ続きます
コメントする